今年収穫した日本産ホップでつくったビールを楽しむお祭り

201991(日)1130(土)

〜ホップそよ風通信〜【神奈川・横浜市でも開花】

ビアジャーナリスト 西條はる

神奈川県横浜市にある古川原農園と芹田果樹園からホップのお便りが届きました!

 

えっ?横浜でホップを作っているの?と思った方もいらっしゃるはず。
そうなんです!横浜でホップを栽培しているんです。
ご覧のとおり、順調に生長しています。

古川原農園

元々は露地野菜や花を栽培していましたが、2015年にあるブルワリーからホップを作って貰えないかと申し出があり、カスケードを栽培することになりました。その後、株式会社横浜ビールからも依頼があり、今年から新たにセンテニアルを含む2種類を栽培しています。

こちらのホップは、ホップバックとして活用することに焦点を当てていて、昨年はカスケードを6kg収穫しました。ご存知の通り、ホップは収穫して半日で香りがかなり落ちてしまいます。そこで、ブルワリーでは朝からビールの仕込みを行い、同時並行で、農園では午後から収穫、収穫後は手もみをして夕方6時頃にホップをタンクに投入するという超最短スケジュール。鮮度にこだわった出来立ての「ヨコハマIPA」とご自身がチョイスしたビールに合う美味しいおつまみを堪能し、すっかりビールにハマってしまったということです。

今以上に沢山のホップを投入するとさらに美味しいビールが出来るのではないかと考え、ホップの収穫量を増やすために協力してくれる人を探しました。その想いに賛同したのが、芹田果樹園の芹田賢治さんです。古川原さんは、芹田さんを誘って同農園のフレッシュホップを使った出来立てビールを飲みに行きました。

芹田さんは、

古川原くんがすごく美味しそうにビールを飲んでいて、これって古川原くんのホップだよな。俺のホップも入れてみたいな!

と思い一緒に栽培することを決めたそうです。

古川原さんの念願が叶って、今年は芹田果樹園でもホップの栽培が開始されました。
美味しいビールを飲むために日々ホップに愛情を注いでいます。

芹田果樹園

マイホップビールで乾杯だなんて、羨ましい限りです。

ビアジャーナリスト

大阪府出身 千葉在住
ビールが大好きで、飲みに行っても永遠にビールを飲み続け、ついたあだ名が「Hop Saijo」
ビールと旅をこよなく愛し、ビールのためならどこへでも。昨年はチェコ共和国ピルゼン市とアメリカ合衆国デンバーにビールを飲みに行く。今年も美味しいビールを求めてどこまでも!