九州竹田市産ホップ研究会さんから、ホップのお便りが届きました。
大分県竹田市では、パートナーシップ協定を締結したキリンビールから苗の提供を受けて、2017年からホップの栽培を行っています。
竹田市は高冷農地が多く、九州でありながら東北地方にも近い気象条件です。
ホップ栽培の検証には標高500~800m前後にある3カ所の圃場が選ばれました。
九州でホップの栽培ができるのか、3年かけて生育状況を観察しています。
昨年は約30キロのホップが収穫され、宮崎県延岡市の「宮崎ひでじビール」と「キリンビール」で、くじゅうホップのクラフトビールが造られました。
完成したビールは各種イベントにてお披露目されたり、道の駅や飲食店で販売されたり、竹田市の取組を幅広く情報発信することができました。
2019年の今年は3月に、新たにホップ誘引棚を設置。
3月下旬に株開き・株拵えを行いました。
ホップはすくすくと育っています。
栽培過程で、害虫の被害や株の根腐れが発生するなどのトラブルもありましたが・・・
6月下旬には一部毬花を確認することができました!!
ホップ定植3年目の今年は、さらなる収穫量の確保が期待されています。
竹田市は、高地が多く自然が豊かという地理的条件を生かし、ホップを栽培することで、景観と調和のとれた農業を目指しています。
また、九州竹田市産ホップが日本全国に知られるようなり、その背景にある豊かな自然や農業、さらには「こころ豊かな田舎くらし」まで伝えたいというのが竹田市の願いです。
これからも九州竹田市産ホップ栽培への挑戦を応援していきたいと思います。
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☆写真提供:九州竹田市産ホップ研究会