2019年7月11日(木)に東京木場にある「フジクラ イノベーションハブ」にて、「地域と目指すクラフトビールを通じた地域活性化への挑戦 – 国産ホップの生産を核とする循環型社会の創造 -」をテーマに講演会が開催される。
登壇するのは、株式会社ホップジャパン代表取締役 本間 誠氏(福島県田村市)と、一般社団法人イシノマキファーム代表理事 高橋 由佳氏(宮城県石巻市)。
2社は東日本大震災後から、東北で国産ホップを通じた地域活性化への挑戦を続けている。
国産ホップを通じて人材を地域に呼び込みながら、生業をつくり、地域のブランディングを目指している同社から、被災地の課題解決に向けた国産ホップのあらたな可能性を考える。
地域と目指すクラフトビールを通じた地域活性化への挑戦 – 国産ホップの生産を核とする循環型社会の創造 –
■ 開催日時/場所
【日時】2019年7月11日(木)19:00~21:00(18:30開場)
【場所】フジクラ イノベーションハブ [BRIDGE]
(東京都江東区木場1-1-1 フジクラ東京R&Dセンター7階 )
【参加費】無料■ こんな方におすすめ!
・農業や六次化に興味のある方
・地域資源の活用した新事業創出に興味のある方
・ビールやクラフトビールに興味のある方
・東北との新しいかかわり方に関心のある方
・その他、本イベントに関心のある方 など■ プログラム(予定)
19:00-19:05 開会メッセージ/趣旨説明
19:05-19:25 インプットトーク(ホップジャパン株式会社 本間氏)「福島に賑わいを。循環型地域活性プロジェクトについて(仮)」
19:25-19:45 インプットトーク(一般社団法人イシノマキファーム高橋氏)「ソーシャルファームが目指す地域振興のカタチ(仮)」
19:45-20:35 テーブルダイアログ「国内ホップやクラフトビールの可能性を探る(仮)」
20:35-20:45 登壇者コメント
20:45-20:50 Fw:東北活動紹介
20:50-20:55 閉会メッセージ/集合写真撮影
20:55-21:00 交流タイム■主催者
Fw:東北 Fan Meeting (フォワード東北 ファンミーティング)■ 登壇者
〇本間 誠(株式会社ホップジャパン 代表取締役)
東北電力株式会社の社員として主に広報・地域貢献業務を担当し、地域に密着した活動に従事。また、同社在職中にインド料理店を4年間経営し、サービス業の事業立ち上げを経験。
東北電力株式会社を退職後、仙台にて株式会社ホップジャパンを起業。福活ファンドの支援の関係もあり、福島市に本社を移転、2018年10月よりグリーンパーク施設の一部にてブルワリーの開業準備中。〇高橋 由佳(一般社団法人イシノマキファーム 代表理事)
宮城県仙台市出身。二輪メーカーにてモータースポーツの企画運営をし、自身もレースに参戦。
その後、教育分野・福祉分野の専門職を経て、2011年に障害者の就労支援団体のNPO法人Switchを設立。認定NPO法人Switch 理事長。
2016年、様々な理由で通常の仕事に就くことが難しい人たちのための中間就労の場として一般社団法人イシノマキ・ファームを設立。ソーシャルファームを理念とした農業担い手育成を行い、ホップ栽培やクラフトビールの開発に取り組む。就農支援・移住促進の拠点として宿泊型農業体験施設Village AOYAの運営も手がけ、共生できる社会の実現に向けて積極的に活動を展開している。
東日本大震災以前、国産ホップ生産量のほぼ100%を占めていた東北エリアは、震災の影響によりシェアを落としているものの、現在もホップの一大生産エリアとしての地位を保っています。国内では、第三次クラフトビールブームが到来し、全国各地でホップ栽培・ブルワリーが増えている一方で、東北エリアでは、他の農業と同様、高齢化・後継者不足の問題は深刻化しており、ホップの生産量も過去最大の1968年から10分の1にまで落ち込んでいます。
今回は、このような状況の中、震災後から東北で、国産ホップを通じた地域活性化への挑戦を続ける2社にスポットを当てます。
福島県の中通り地方の阿武隈高原に位置する田村市のホップジャパン 本間氏は、農家や自治体の協力を得ながら、国産ホップを使ったジャパニーズクラフトビールを軸として、再生可能エネルギーのバイオ燃料活用など経済や人、すべてが循環する循環型地域活性プロジェクトを進めています。風評被害の影響で足を運ぶ人が減少してしまった田村市に国産ホップを使ったクラフトビールで人やモノを呼び込み、地域の活性化を目指しています。
また、宮城県石巻市で活動するイシノマキ・ファーム 高橋氏は、共創できる社会の実現のためのソーシャルファームを理念として、地域のチカラ×農業のチカラを通じた雇用の創出と地域交流の担い手育成などを目指した、国産ホップの栽培とクラフトビール作りにチャレンジしています。人と人をつなぐツールとなるクラフトビールで多くの地域住民を巻き込み、地域で循環できる仕組みづくりを目指しています。
今回のFw:東北Fan Meetingでは国産ホップを通じて、人材を地域に呼び込みながら、生業をつくり、地域のブランディングを目指す団体の話から、被災地の課題解決に向けた国産ホップのあらたな可能性を考えます。