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【ホップ概論 第8回】マグナム

【ホップ概論 第8回】マグナム

今回ご紹介するホップは、マグナムです。

マグナムはビタリングホップの代表的銘柄で、主にドイツで生産されています。ガレナという品種の系統です。ビタリングホップだけあって高α酸。

もともとはドイツ産で、アメリカ産のマグナムもあります。α酸はほとんど変わりませんが、アメリカ産には特徴的な香りはあまりなく、ドイツ産のほうがリンゴを思わせる香りやスパイシーさが強いようです。そういったこともあり、煮沸の早い段階で投入されることが多く、ドライホッピングなどではあまり使われません。

マグナムを使っているビールはもちろん山のようにあります。ストーンIPAやシエラネバダ・ペールエールといったエール系のビールをはじめ、ピルスナーなどでも多く使われています。

ストーンIPA アメリカンIPAの代表的な位銘柄。トロピカルフルーツやシトラスの香り、しっかりした苦味がありながら、モルトの味わいとのバランスが抜群。アルコール度数6.9%。

ストーンIPA
アメリカンIPAの代表的な位銘柄。トロピカルフルーツやシトラスの香り、しっかりした苦味がありながら、モルトの味わいとのバランスが抜群。アルコール度数6.9%。

ちなみに、ストーンIPAは前回ご紹介したカリプソも使用しています。マグナム、カリプソを含む8種類のホップを使用しているので、マグナムの特徴はわかりにくいのですが、IBU71のしっかりした苦味が味わえるビールです。

ビタリングホップなので香りなどからその特徴を判断することは難しいですが、マグナムだけを使ったシングルホップのビールも造られているので、飲んでみるとマグナムの特徴がわかるかもしれませんね。

マグナム(Magnum)
α酸:11〜16%
β酸:5〜7%
Total oil:1.6〜2.6%

ビールライター

1975年、東京都生まれ。法政大学社会学部卒業後、出版社でライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学、英字新聞社ジャパンタイムズ勤務を経てビアライターとして活動中。ビアジャーナリストアカデミーの講師も勤める。

【著書】
教養としてのビール(サイエンス・アイ新書、SBクリエイティブ)
BEER CALENDAR(ワイン王国)

【執筆・監修】
和樂web(小学館)
Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)
東京人(都市出版)
ビール王国(ワイン王国)
ビール大全(楽工社)
るるぶキッチンmagazine 秋冬号(JTBパブリッシング)
あなたのしらない、おいしいビール(cakes)
他多数。

【出演】
金曜たまむすび(TBSラジオ)
ちきゅうラジオ(NHKラジオ第1)
すっぴん!(NHKラジオ第1)
浜美枝のいつかあなたと(文化放送)

Twitter:hiroyukitomie
Website: http://www.hiroyukitomie.me/
Website: 地域とビール

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