麦、ホップ、水といった原材料をすべて神戸で賄う。
そんな神戸産100%のビールを目指す醸造所が、神戸市中央区にあります。2015年4月にオープンしたIN THA DOOR BREWING。「地域密着型醸造所」「リアルローカルブルワリー」を掲げ、この土地ならではのビールを併設のレストランで提供しています。
では、IN THA DOOR BREWINGはどんな醸造所・ビールを目指しているのでしょうか。その思いを紹介していきましょう。
神戸で育った麦とホップだけを使ったビールを
IN THA DOOR BREWINGが造るビールは、レギュラーが6種類、季節限定が2種類。季節限定ビールは、地元の農家が育てた旬の農産物を使っています。
そして、その仕込みに使用している水は、神戸の天然水。六甲山系の花崗岩で自然にろ過された「神戸ウォーター六甲布引の水」で、この水を100%使用してビール醸造しているのはIN THA DOOR BREWINGだけだそうです。硬度113の中硬水で、神戸でも日本酒の仕込み水としても使われています。
もちろん、ホップも神戸で育ったものを使用。フレッシュホップフェストへの参加は2019年からですが、昨年も神戸で育ったホップを使ったビールを醸造し、お客さまにも楽しんでもらったとのこと。
最終的には、神戸で育った麦とホップだけで造るビールを目指しているそうです。
IN THA DOOR BREWINGのフレッシュホップビールとは?
「フレッシュホップフェストはビジョンが明確で、私たちが目指しているビールのあり方と同じだと感じました。全国で同じように地元に根付いて醸造されているブルワリーが沢山あることもすごく嬉しく、そういう方々とともに一緒に盛り上げたいと思っています」と言うIN THA DOOR BREWINGの中村美夏さん。
そんなIN THA DOOR BREWINGのフレッシュホップビールは、神戸で育ったホップを使ったものになるとのこと。神戸市中央区・北区・西区の農家がホップを育てており、特に西区の農家はIN THA DOOR BREWINGとともにプロジェクトを進めています。
この西区の農家さんが育てている大麦を製麦し、その麦芽とホップで醸造する予定だそうです。そうなると、まさに「神戸のビール」といえるものに。IN THA DOOR BREWINGが目指すブルワリーのカタチに一歩近づいたといえるかもしれません。
ビールのリリースはまだ未定ですが、状況が分かり次第また紹介したいと思います。
DATA
IN THA DOOR BREWING
住所:兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町3-3-26-1F
URL:http://inthadoor.com/