今年収穫した日本産ホップでつくったビールを楽しむお祭り

201991(日)1130(土)

フレッシュホップのみずみずしさを知ってほしい! NAMACHAん Brewingはラガースタイルを計画中

木暮 亮

都内・豊島区に3店舗のビアパブを展開している「Smoke Beer Factory」。そのうちの大塚店は、ブリューパブ「NAMACHAん Brewing」として営業しています。Fresh Hop Fest(以下、FHF)は、昨年に引き続き2回目の参加となるこちらのブルワリーをご紹介します。

「Smoke Beer Factory」と店名にある通りこちらでは、いろいろな燻製料理と一緒にオリジナルビールやゲストビールを楽しむことができます。醸造を担当しているのは、20代の若きブルワー通称なまちゃんこと米澤氏。

ブルワリーコンセプトは、「私と同じ20代の方や、普段ビールを飲まない人が興味を持つようなビール。そして、燻製専門店である当店のノウハウを活かした燻製麦芽を使用したビールです。それと燻製料理とのペアリングを提案していくことです」。

ビールは、自家燻製した麦芽を使用したスモークビールはもちろん、様々なスタイルのオリジナルビールを提供しています。

FHFについて、どのような考えをもっているのでしょうか?

「フレッシュホップを使用した醸造は、限られた時期・環境でしか行うことができません。都内にブルワリーを構える私達にとって、とても貴重な経験になると考えています。また、ビールの原料であるホップ、特にフレッシュホップのみずみずしさをお客さまに知ってほしいと思ったため、参加することにしました」と、なまちゃんは思いを教えてくれました。

昨年は、凍結粉砕ホップ(IBUKI)のみを使ったペールエールを醸造。今年も同様のホップを使うとのことですが、どんなビールを考えているのか気になります。

「今年は、ラガースタイルのフレッシュホップビールを考えています。9月中旬ごろに仕込みを行う計画なので、飲めるのは10月中旬ごろになると思います」。

筆者が担当しているブルワリーでは、今年はラガースタイルのフレッシュホップビールを計画しているところがいくつかあるので、例年よりもラインナップの傾向に変化があるかもしれません。いろいろな種類が飲めるのは楽しみが広がります。

秋がますます待ち遠しい今日この頃です。


◆NAMACHAん Brewing<Smoke Beer Factory大塚店> Data

住所:〒170-0005 東京都豊島区南大塚1-60-19 パルムハウス南大塚103

電話:03-3942-0180

Homepage:https://smokebeerfactory.com

Facebook:https://m.facebook.com/Namachanbrewing-smokebeerfactory大塚店-181124159153277

『日本にも美味しいビールがたくさんある!』をモットーに応援活動を行っている。実際に現地へ足を運び、ビールの味だけではなく、ブルワーのビールへの想いを聴き、伝えている。飲んだ日本のビールは1500種類以上。また、ビールイベントにてブルワリーのサポート活動にも積極的に参加し、ジャーナリストの立場以外からもビール業界を応援している。

日本ビアジャーナリスト協会ホームページにて、「ブルワリーレポート」、「うちの逸品いかがですか?」、「Beerに惹かれたものたち」、「ビール誕生秘話」、「飲める!買える!酒屋さんを巡って」などを連載中。