フレッシュホップフェスト新規参加となる神奈川県川崎市のブルワリー、「TKBrewing」。IBUKIホップを使い、2種類のフレッシュホップビールを仕込む予定です。その紹介をいたします。
ブルワリー紹介:TKBrewing
TKBrewingは、JR川崎駅から西に徒歩10分ほど、複合施設Unico内にあるブルワリー&タップルーム。10坪(約33㎡)のスペースに醸造設備、プレハブ冷蔵庫、タップルーム注文窓口が収まっており、とてもコンパクト。飲食スペースは、他テナントと共有ですが、ちょっとしたパーティを開催できるほどの広さです。醸造設備は、マッシュタン(糖化槽)、ボイルケトル(煮沸槽)、ホットリカー(貯湯槽)が250L、発酵タンク300Lが3基、熟成タンク300Lが1基の構成。熟成タンクは、プレハブ冷蔵庫内に設置。冷却を行うチラーはお手製です。
オーナー兼ブルワーの「髙林 亮一」氏は、カナダ在住中の1998年頃にビール醸造に触れ、その後もアメリカのクラフトビールカルチャーを学ばれました。そして、2017年1月にTKBrewing設立、2017年10月に酒造免許取得、2017年12月にはタップルームをオープンしました。「髙林 亮一」氏の醸造するビールは、どのスタイルも醸造の基本をしっかり捉え、その上でオリジナリティを出している印象です。
FHF2019への参加と期待について
オーナー兼ブルワーの「髙林 亮一」氏より、下記のメッセージをいただいております。
TKBrewingは川崎にあり、ご近所である生麦のビアバー(キングペリカン、麥ヤ)にTKBrewingのビールを扱ってもらっています。
そんな流れでキリンの生麦工場の方々とのご縁もあり、昨年は遠野でのホップ摘みに参加させていただきました。
その時に摘んだホップを使用して、昨年醸造したのが#39 IBUKI Harvest Saisonです。
昨年はフレッシュホップフェストには参加していなかったのですが、今年は参加します。
フレッシュホップビールの醸造について
今年の「TKBrewing」は、昨年も使用した遠野産IBUKIホップを使用して、2種類のフレッシュホップビールを醸造予定です。
・IBUKI Harvest Saison 2019(仮称)
IBUKIの特徴を活かすには、できる限りシンプルな造りにした方がいいのではとの思いから、TKBrewingの定番であるSMaSH Saisonをベースにして、レイトホップにIBUKIをふんだんに活用していきます。・IBUKI Harvest Black(仮称)
昨年IBUKIを使用してみて、案外ダーク系のビールにもいいのではとの感触を得ました。黒いSession IPAをベースにIBUKIをふんだんに使用します。
IBUKIホップの調達は9月初めごろのため、ホップ調達した翌日に第一弾として「IBUKI Harvest Saison 2019(仮称)」を仕込みます。リリースは9月末ごろを予定。第二弾は、その4週間後あたりに仕込を行う予定です。どちらのビールも出来上がりが楽しみ、飲める日が待ち遠しいですね。
この記事が、素敵なビールとの出逢いに役立てれば幸いです。
■TKBrewing
営業時間:
[金] 17:00~22:00
[土] 15:00~22:00
[日] 15:00~21:00
[定休日] 月、火、水、木
WEB サイト:http://tkbrewing.com/
FACEBOOK:https://www.facebook.com/TKBrewing.jp/
※臨時休業や営業時間の変更の可能性もあります。訪れる際は、事前にご確認をお願いします。