静岡県沼津市、JR沼津駅から徒歩すぐにある「Repubrew(リパブリュー)」は、2017年にオープンしたブルワリーです。併設レストラン「Chef & Brewer REPUBREW」では、自社醸造を中心とした常時20種類ものビールと、季節のオリジナル料理のペアリングが楽しめます。
「大勢の人が行き交う駅前で街中にあるビール工場ということから、仕事帰りに寄りやすい店づくりを意識しています。ビールに合わせた料理も一緒に楽しめるビアパブです」
ビールと料理のペアリングを楽しんでほしいと願うブルワーの畑翔麻さん。
毎週のようにリリースされる多彩なビールに合わせて、ビールを引き立てる創作料理にもこだわっています。ジューシーなラムチョップや地元の旬野菜をたっぷり使ったシーザーサラダ、ちょっとしたおつまみからガッツリお腹を満たすメニューまで、和洋中アジアンとメニューの数も目移りしてしまうほど!
週1でリリースする個性的なハウスビール
「Repubrew」の定番ビールは以下の4種類。
「本生」=エール酵母を低温発酵させ、わずかにドライホッピングしたラガーのようなキレを持つホッピーエール。「FUJIYAMA Wit」=ベルジャンウィットに特殊なスパイスを入れたビール。「69IPA」=サンディエゴスタイルのクリアで苦みがしっかりと感じられるIPA。「沼津Hazy IPA」=オーツの濁りと大量のホップからくるジューシーなIPA。
そのほかに、週に1回のペースでどんどんビールをリリースしています。
「昨年では60種類、今年は70種類を見込んで醸造しています。使う酵母の種類を変え、スタイルごとに使い分けたり、毎回アレンジを加えたり、水質や温度なども意識しながら仕込んでいます」
次々と新作をリリースするのは、挑戦をモットーとしたブルワリーチームの努力の証。
ただ数を量産するのではなく、新しいスタイルをいち早く取り入れたり、さまざまなブルワリーとのコラボ醸造にも積極的に取り組んだり、ワクワクするビールで常に飲み手を飽きさせないのが「Repubrew」です。
フレッシュホップでエキサイティングなビールを
フレッシュホップフェストへのエントリーについて、畑さんはこう言います。
「フレッシュホップは実際に使ってみるまで香りや特徴がわからないため、とてもエキサイティングなビールが作れると思いました。リスクも伴いますが、チャレンジすることが好きな私たちなので、まずはやってみたいと思ったのです。加えて、現状では残念ながら私たちを含む多くのブルワリーが輸入原料を使うことを余儀なくされていますが、日本で育てたホップを日本で消費することが本来の形だと思います。フレッシュホップフェストに参加することで、地産地消の理想形に少しでも近づきたいと思ったのです」
念願のフレッシュホップビールは、定番「本生」をIBUKIのシングルホップで醸造する予定だとか。少量をドライホップし、二次発酵させるといいます。
フレッシュホップを使い、Repubrew風のアレンジが加わることで、どんな味わいのビールが生まれるのか?
チャレンジし続けるRepubrewのフレッシュホップ版「本生」を心待ちにしています!
DATA
Repubrew
ブランド名:Repubrew
所在地:静岡県沼津市大手町2-1-1ポルト沼津B1
醸造開始日:2017年11月
HP:http://repubrew.com/index.html