今年収穫した日本産ホップでつくったビールを楽しむお祭り

202091(火)1130(月) また来年乾杯しましょう!

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~ホップそよ風通信~【九州竹田市産ホップ栽培への挑戦】

ビアジャーナリスト/ライター コウゴアヤコ

九州竹田市産ホップ研究会さんから、ホップのお便りが届きました。

大分県竹田市では、パートナーシップ協定を締結したキリンビールから苗の提供を受けて、2017年からホップの栽培を行っています。

竹田市は高冷農地が多く、九州でありながら東北地方にも近い気象条件です。
ホップ栽培の検証には標高500~800m前後にある3カ所の圃場が選ばれました。
九州でホップの栽培ができるのか、3年かけて生育状況を観察しています。

昨年は約30キロのホップが収穫され、宮崎県延岡市の「宮崎ひでじビール」と「キリンビール」で、くじゅうホップのクラフトビールが造られました。

竹田市産ホップIBUKI GOLDEN ALE【くじゅう花公園ホームページより】


完成したビールは各種イベントにてお披露目されたり、道の駅や飲食店で販売されたり、竹田市の取組を幅広く情報発信することができました。

2019年の今年は3月に、新たにホップ誘引棚を設置。

どのような形状の棚が有用か、構造実証も兼ねてホップ誘引棚を設置

3月下旬に株開き・株拵えを行いました。

株開き・株拵えの様子

ホップはすくすくと育っています。

5月21日

栽培過程で、害虫の被害や株の根腐れが発生するなどのトラブルもありましたが・・・

虫に食われてしまったホップの葉

6月下旬には一部毬花を確認することができました!!

6月21日

ホップ定植3年目の今年は、さらなる収穫量の確保が期待されています。

竹田市は、高地が多く自然が豊かという地理的条件を生かし、ホップを栽培することで、景観と調和のとれた農業を目指しています。
また、九州竹田市産ホップが日本全国に知られるようなり、その背景にある豊かな自然や農業、さらには「こころ豊かな田舎くらし」まで伝えたいというのが竹田市の願いです。

これからも九州竹田市産ホップ栽培への挑戦を応援していきたいと思います。

久住高原【竹田市提供】

竹田市ホームーページ
https://www.city.taketa.oita.jp/

☆写真提供:九州竹田市産ホップ研究会

ビアジャーナリスト/ライター

1978年東京生まれ。杏林大学保健学部卒業。看護師を経て、旅するビアジャーナリストに転身。旅とビールを組み合わせた「旅ール(タビール)」をライフワークに世界各国の醸造所や酒場を旅する。ドイツビールに惚れこみ1年半ドイツで生活したことも。海外生活情報誌「ドイツニュースダイジェスト」や、雑誌「ビール王国」(ワイン王国)、雑誌「an・an」(マガジンハウス)、「クラフトビールの図鑑」(マイナビ)などさまざまなメディアで活躍中。

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