日本ロマンチック街道の終着点(※1)として開業した「宇都宮市農林公園ろまんちっく村(※2)」のなかに1996年に誕生した「ろまんちっく村クラフトブルワリー」。フレッシュホップフェスト(以下、FHF)には、2018年から参加しています。
栃木県は明治時代からビール麦(二条大麦)の生産が行われており、今も日本で有数の生産地です。「麦処とちぎ=ビールが美味しい県」のブランド作りや農林業の振興を目指し、宇都宮産麦芽を100%使った「麦太郎」「麦次郎」といった地域原材料などを使ったビールを通して地域に発信しているブルワリーです。
今回は、FHF2020への意気込みについて工場長の山下創さんに話を聞きました。
※1 街道は長野県上田市から栃木県日光市まででしたが、現在は本街道に加えて小径として、長野県上田市・小諸市間ならびに栃木県日光市・宇都宮市間を加えた全長約350kmのルートになっています。
※2 現・道の駅うつのみや ろまんちっく村
2019年と同じホップ、同じレシピで味の違いは出るか検証
—:今年で3回目の参加となります。FHF参加の動機を教えてください。
山下工場長:クラフトビールの普及促進や、ビールを通じた地域発信などの考え方に共通する部分ですね。ホップ栽培やフレッシュホップを使用したビール醸造の情報が足りていなかったことも、参加を決めたポイントでした。
—:2019年のフレッシュホップビールは、ビールファンの方々と一緒にホップを収穫してすぐに仕込んだ、「ろまんちっくフレッシュホップセゾン」を醸造しました。2020年は、どんなフレッシュホップビールを検討されていますか?
山下工場長:2019年は、ホップの収穫時期によりテイストがだいぶ変わりました。もう一度同時期に同じレシピで仕込んで検証したいので、2019年同様にセゾンを造ります。
—:2019年のフレッシュホップビールは、フレッシュホップの青々しさが感じられて、とてもおいしかったです。2020年の醸造予定日と発売予定時期を教えてください。
山下工場長:2020年も、8月2日にファンの皆さんと一緒にホップを収穫して、すぐにビールを仕込みます。発売は9月初旬を予定しています。
—:ビールの仕込みは山下工場長がされるんですか?
山下:はい。自分がやります。
—:2020年の「ろまんちっくフレッシュホップセゾン」が、どんなビールになるのか楽しみにしています。ありがとうございました。
2020年も2019年と同じく「ろまんちっくフレッシュホップセゾン」を仕込むろまんちっく村クラフトブルワリー。昨年飲んだ人は、今年も飲んで違いを感じるか確認してください。
フレッシュホップビール情報
「ろまんちっくフレッシュホップセゾン2020」が8月20日発売
DATA
ろまんちっく村クラフトブルワリー
住所:〒321-2118 栃木県宇都宮市新里町丙254
TEL:028-665-8800
FAX:028-665-8678
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