「籠屋たすく」は、2017年7月、東京都狛江市にオープンしたレストランです。料理は地元産の農作物を使っており、発酵の世界を一人でも多くの人に知ってもらいたいと、「発酵をおしゃれに味わう!」をコンセプトにしています。1902年(明治35年)に創業した老舗の酒販店「籠屋 秋元商店」が設立しました。
2017年の12月には併設のブルワリーとして、「The Japanese Beer~和食に合わせる日本のビール~」をコンセプトにした「籠屋ブルワリー」もオープン。籠屋たすくでは、籠屋ブルワリーのビール、秋元商店が全国からよりすぐった日本酒や焼酎、そしてそれらと相性抜群の、発酵をテーマにした料理を提供しています。
籠屋たすくでは、「酒粕に漬けた鶏肉のスモーク」「塩豚といぶりがっこのサラダ」「農家のピクルス」などの前菜から、「美桜鶏 ジャークチキン」「酒粕熟成豚ばら肉のポルケッタ」「本日のカルパッチョ 自家製麹ソース添え」のようなボリュームのあるメイン料理まで、発酵食品の特徴を存分に生かしたメニューがそろっています。
さて今年の籠屋たすくでは、同じ狛江市内にある「小川農園」で栽培した採れたてのホップを使ったフレッシュホップビールを3種類提供しました。
第1弾が「狛江フレッシュホップIPA 2020 〜小川農園カスケード〜」、第2弾は「狛江フレッシュホップIPA 2020 〜小川農園チヌーク〜」、第3弾が「狛江フレッシュホップIPA 2020 〜小川農園マグナム×カスケード〜」です。
籠屋ブルワリーでは、小川農園で収穫したホップを一度冷凍します。酵母を保管する−80℃の環境でホップを瞬間冷凍することで、摘みたてホップの新鮮さがキープされるのです。冷凍されたホップは、醸造の際に細かく砕いて使用します。
今年のフレッシュホップビールを籠屋たすくで提供したところ、想像以上の大好評を博し、どのビールもすぐに品切れに。ビールファンや近隣の方々の熱烈な要望に応え、冷凍していた今年のカスケードを使って第1弾の「狛江フレッシュホップIPA 2020 〜小川農園カスケード〜」を再仕込みし、11月下旬に籠屋たすくで復活販売させました。
フレッシュホップビールは、生のホップを使う特性上、翌年も香りや味わいまで厳密に同じものを造るのが極めて難しい(ほぼ不可能な)ビールです。また、飲むタイミングによって籠屋たすくでペアリングできるお料理も変わります。一年に一度、一期一会のペアリング体験を、多くのファンが来年も待ちわびることでしょう。
■DATA
店名:籠屋たすく
住所:東京都狛江市駒井町3-34-4
TEL:03-5761-8101
営業時間:
火~日曜日
ランチ 11:30~17:00(フードコートスタイルで営業中。弁当類の提供は14:00まで)
水~日曜日
ディナー 17:00~22:00(L.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
火曜日
バー 17:00~22:00(L.O.21:30/毎週火曜日17:00~22:00はビアバー営業)
定休日:月曜日
Website:籠屋ブルワリー公式ホームページ/籠屋たすく情報/Facebook