備後福山ブルーイングカレッジ

備後福山ブルーイングカレッジは、2019年11月広島県福山市に小畑昌司氏により、昨今迎えている何度目かのクラフトビールブームで、小さな醸造所の企業も増えてきている中、「ビールの企業を目指す人の研修を受け入れたい」という思いから設立されました。

備後の中核都市、福山

広島県東部の瀬戸内海に面している福山市は、かつて城下町や海上交通の要所として発展してきました。古くは万葉集にも詠まれ、今も風光明媚な観光スポットである鞆の浦、そして近年ではバラのまちとしても有名です。

複数の小規模醸造システムを備えた醸造所として

醸造、ブルワリー運営に当たっては「伝統的なビールがきっちりつくれること」、その上で「新しいものにも積極的にチャレンジすること」を大切にしています。3つの醸造システムを導入しており、研修希望者の「目指す規模」で醸造の研修を行うことができます。

THE BEER (ザ・ビア) 伏見町

併設するビールスタンド、THE BEER (ザ・ビア) 伏見町ではオリジナルビールや、マスタービアジャッジとして世界的に活躍している小畑氏厳選のクラフトビールを楽しむことが出来ます。

Old Days Best Bitter

定番の1つ目はイギリスのBest Bitter。

今やピルスナーが主流となったイギリスでは、おじいさんが飲むビールと揶揄されることも有るとか？！小畑氏自身が2004年のビアスタイル巡りの旅で出会ったBest Bitterを超えられるよう、備後福山ブルーイングカレッジではこのビアスタイルに取り組んでいます。

ビアスタイル：BestBitter、アルコール度数：4.5％、主な材料：麦芽（英国産他）・ホップ・アイリッシュモス

O.D.A

O.D.A(Old Days Abby）はベルギーの修道院ビールにインスパイアしたクラフトビール。麦芽の複雑な風味、酵母が醸し出す幾重もの香り。時間をかけてじっくりと味わっていただきたいビールです。

ビアスタイル：ベルジャンスタイル・ダブル、アルコール度数：7％、主な材料：麦芽（英国産他）・黒糖・ホップ・アイリッシュモス

Old Days Mild Ale

イギリスでもすっかり寂れてしまったマイルドエール。麦芽の味をじっくりと味わうタイプのクラフトビールです。

麦芽の甘さとほんの少しの香ばしさ、3％台というアルコール度数でありながら水っぽさがない仕上がり。ホップばかりが主張する昨今のクラフトビールですが、こういったモルトを主体としたビアスタイルこそ醸造家の技術が問われると考えているそう。

ビアスタイル：イングリッシュスタイル・ダークマイルドエール、アルコール度数：3.5％

主な材料：麦芽（英国産他）・ホップ・アイリッシュモス

Old Days Saison

小麦麦芽を半分使っている、酵母のキャラクターを主とする香りを楽しんでいただきたいクラフトビールです。

ベルギーの農家が作ったビールをルーツに持つこのビアスタイルは、農家さんの穀物を様々使った展開ができる可能性が高く、また醗酵の温度管理によって酵母の香りが様々変化していくので、醸造家にとって学ぶことが多いビアスタイルとして定番に取り込んでいます。

ビアスタイル：Classic Saison、アルコール度数：5％、主な材料：麦芽（英国産他）・ホップ・アイリッシュモス

IPA Bingo

備後福山ブルーイングカレッジの5番目の定番クラフトビール、アイ・ピー・エー備後。
Aurora（オーロラ）とSummit（サミット）というホップを使って香りをつけたIPA、広島県のクラフトビールメーカーであることを連想させるラベルにもぜひ注目してください。

ビアスタイル：IPA、アルコール度数:6％、主な材料：麦芽（英国産他）・ホップ・アイリッシュモス

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