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Mukai Craft Brewing

Mukai Craft Brewing

Mukai Craft Brewingは、自然豊かな高知県にあって、日本一とも言われる清流「仁淀川」が流れる山深い渓谷にあるクラフトビール醸造所です。2019年に法人設立し2020年に醸造を開始した、タップルーム「Blue Brew」を併せ持つBrewPub型醸造所。日々の暮らしの中で「また飲みたい」「何杯でも飲みたい」と思えるバランスの取れたビールづくりを心掛け、醸造所併設のタップルーム「Blue Brew」に来て飲んでいただくことを目指しています。

Mukai Craft Brewingとは

Mukai Craft Brewingは、高知県吾川郡仁淀川町にあるクラフトビール醸造所。山深い中津渓谷を遡ると忽然と姿を現す醸造所の存在感とそこで紡がれるビールの味わいに圧倒されます。地元愛に溢れ、地域の自然環境にも配慮して醸された美味しいビールを飲むために、遠くからファンが集まってきます。

Mukai Craft Brewing

中津渓谷が育む自然に溶け込んだ外観の醸造所と併設のTaproom「Blue Brew」

Mukai Craft Brewingのある仁淀川町

Mukai Craft Brewingのある仁淀川町について簡単にご紹介しましょう。
名前の通り、東西に仁淀川が流れ、四国山地の中心より少し西に位置し南北に長い仁淀川町。面積の約9割は山林で、一年を通して表情を変える仁淀ブルー、春にはひょうたん桜、引地橋の花桃などの桜の名所、秋には中津渓谷、安居渓谷などの紅葉、冬には茶畑に積もる雪景色など、四季折々の美しい景観を楽しめる山深く自然豊かな町です。

Mukai Craft Brewing 春

桜に彩られた中津渓谷

しかし、鉄道もなく、観光や林業、お茶以外の目ぼしい産業がないことから、1947年の26,124人をピークに一貫して人口は減り続け、2021年現在5,000人を切る程に過疎化が進んだ町でもあります。少子高齢化含めて、今後益々人口減少が予想される仁淀川町。町としても「ひとりひとりが輝き 誇りが持てる あたたかいまち」を理念に掲げ、対策を講じている最中、町にやってきたクラフトビール醸造所「Mukai Craft Brewing」。
持続的に人を呼び込めるクラフトビール文化を根付かせるため今日もビールを醸しています。

Mukai Craft Brewing 桜の季節

醸造所の近くには絶景もいっぱい。引地橋の花桃(左)と、ひょうたん桜(右)、満開の季節は圧巻の見ごたえ。

Mukai Craft Brewingの思い

Mukai Craft Brewingを設立したのは、アメリカ・ロサンゼルス出身の日系4世アメリカ人のケネス ムカイ(以下、Kenさん)さんと、東京都出身の妻・向井正子さんです。

Team Mukai Craft Brewing

Mukai Craft Brewingの素晴らしいチーム。写真左から、正子さん、ブルワーの高羽開さん、Kenさん。

醸造責任者であるKenさんの元々の職業は、アメリカの高校の物理と化学の教員。教壇に立つ傍ら15年ほどホームブリューイングを趣味としていました。また、大学卒業後の最初のキャリアの3年間が日本での英語教員だったこともあり、日本に友人も多く、毎年のように日本を訪れていました。そんな中、高知に暮らす友人との縁がきっかけとなり、現在ブルワリーのある仁淀川町へ移住し、ビールづくりを生業とすることを決意しました。仁淀川町を選んだ決め手は「素晴らしい自然と水質、地域活性の可能性の大きさ」でした。

ビール醸造で大切にしていることは「バランス」と「仁淀川町らしさ」。多種多様な原料・副原料を使うことができるクラフトビールは、原料の使い方によって極端な香りや味わいを表現することもできますが、Mukai Craft Brewingでは、日々の暮らしの中で「また飲みたい」「何杯でも飲みたい」と思えるバランスの取れたビールづくりを心がけています。また、アメリカ在住時代から蓄積しているレシピに、地元の素材を掛け合わせることで、この地域ならではのアメリカンクラフトビールを表現しています。

ブルワリー運営で大切にしていることは「タップルーム(仁淀川町)に来て飲んでいただくことを目指す」こと。日本一の清流とされる仁淀川が流れ、春は新緑と季節の花々、夏は深い緑覆われた山と川遊びや釣り、秋は美しい色に染まった木々、そして冬は満点の星空、という四季折々の自然が楽しめる環境が仁淀川町にはあります。素晴らしい環境と一緒にビールを楽しめるよう、タップルーム前にはテラス席やBBQエリアが設けられており、今後もさらなる充実が予定されています。また、外販ビールの種類は現時点で3種類であるのに対して、タップルームのタップ数は16もあります。今後はタップルームでしか飲むことのできないビールが沢山生まれることでしょう。

おいしいクラフトビールをつくり、届けることで、いろんな人がこの地域に興味を持って、集まって、さらには移り住むようになって、少しずつでも仁淀川町の人口が増えたり、なにか新しいことが起きてほしいと思いながら醸造所とタップルームを運営しています。

Mukai Craft Brewingが造るビールとは

まず第一に「ビールに使う水の質」が素晴らしく、水質日本一に輝く「仁淀川」へと流れ込む山の湧水を使ってビールが作られています。

そして、クラフトビールの本場アメリカで多くの自家醸造家達と知識を共有し合い深めてきた経験がいかんなく発揮されています。醸造責任者であるKenさんの自然科学に対する豊富な知識とDIY精神。元物理と化学の教師をしていたこともあり、「実験を重ね、その結果を正確に認識し、改善する」ということを可能にする自然科学の豊富な知識がKenさんにはあります。また、トライアンドエラーを重ねながら地道に作りたいものを形にする実行力も同時に持っていて、醸造所からの排水をきれいにする浄水設備も半年間の実験を重ねDIYで作り上げられています。(業者に発注すれば1,500万円かかる設備の製造にかかった費用は15万円)

そんな Mukai Craft Brewingの代表的な銘柄をいくつかご紹介します。

Mukai Craft Brewing 定番ビール

2410 (Belgian White Ale, ABV 5%)

副原料由来の爽やかさが感じられるこの商品は、仁淀川の清く澄んだ川の流れをイメージして命名されています。仁淀川町育ちの山椒と生姜がスパイシーかつフルーティな味を造り、定番のコリアンダーとオレンジ乾皮との調和の取れた爽やか系の味になっています。

17 (Satsumaimo Stout, ABV 6%)

17という数字は、2017年度時点の仁淀川町の1km2あたりの人口密度を表しています。副原料には、地形的に栽培の難しいお米の代わりに古くから仁淀川町でつくられていたサツマイモを使い、「地域の歴史や文化を大切にする」という醸造所の姿勢と、「仁淀川町に少しでも多くの人が訪れてほしい」という願いを商品名に込められています。サツマイモ由来の豊かな口当たりと、少量のチョコレート麦芽が醸す特有のアロマと風味が特徴です。

439 (Green Tea IPA, ABV 5.5%)

仁淀川町の美しい景観でもある茶葉を副原料に使った439の名は、町の主要道路である国道439号線にちなんでいます。フレッシュなホップとほのかなお茶の風味、心地よい苦味が特徴です。お茶がそうであるように、多くの料理と一緒に楽しめます。

住所 〒781-1762
高知県吾川郡仁淀川町下名野川1131-4
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電話番号 050-3701-9091
Webサイト https://mukaicraftbrewing.com/