大都市大阪のど真ん中でホップが栽培されていることをご存じですか?
2017年からJR大阪駅前の「うめきた」を中心にホップ栽培、収穫、ビール醸造、消費までを一貫して行う活動「ウメキタホッププロジェクト」が始まっています。
活動の大きな目的は、「ホップを軸にした市民参加型の循環型まちづくり」。
都会では、人との関係が希薄になりがち。
災害時の助け合いはもちろんのこと、子育てや高齢者を含む福祉サービス充実のためにも、地域でのコミュニティづくりが求められています。
これまでウメキタホッププロジェクトでは、ホップを通じて様々な人と人を繋げてきました。
仲間たちとビールを飲んで乾杯することがゴールではない
昨年は地域の憩いの場である「みんなのこかげ防災パーゴラ」や、花と緑と学びの庭園「UMEDAI ガーデン」の、うめきたエリア2か所を中心に、関西一円のホップクルーの庭やベランダでホップを栽培。
収穫したホップは、大阪市北区にある小規模醸造所&テキサスバーベキューレストランの「ブリューパブセンターポイント Brewpub Center Point」でビールに仕込まれ、
完成したビールは、メンバーみんなとの乾杯や、イベントへの出品などで賑やかに消費されました。
しかしこの活動は、仲間たちとビールを飲んで乾杯することがゴールではありません。
ホップの栽培、収穫、醸造、消費の一連の活動により、“仕事以外の地域の仲間”が繋がり、市民が自ら街を良くしようという活動に発展しています。
昨年、ウメキタホッププロジェクトに関わった人たちの声を集めました。
「ホップでつながることで地域に顔見知りが増えた」
「地域への愛着が増してきて、地域がいままで以上に好きになった」
「活動を通して、いままでつながることのなかった人と新たな出会いができたことにより地域で暮らす楽しみが増えた」
ホップを通じて地縁の仲間ができ地域への愛着が湧いたことで、ハロウィンイベントの企画運営や地域の夏祭りのお手伝いなどに参加し、地域活性化を担う者として活動されている主婦メンバーもいらっしゃいました。
彼らがホップを通じて様々な形で交流を深めており、ホップが地域の人たちを近づける“つなぎ役”となっている様子が伺えます。
拡大していくホップの輪
2019年の今年はうめきたを飛び出し、日本一の高さ300mを誇る超高層複合ビル「あべのハルカス」でのホップの試験栽培が始まりました。
圃場はあべのハルカスの中核となるあべのハルカス近鉄本店ウイング館屋上にある「あべのハルカスファーム」。
東邦レオ株式会社が運営する大都会の農園です。
さらにウメキタホッププロジェクト仲間に企業が加わりました。
中津で総合建設業を行っている「西田工業株式会社」です。
地元の建設業として地域の発展に貢献したいと、うめきたの北側にある中津にあるビルの屋上を利用してホップ試験栽培が始まっています。
2019年も人の輪を広げ続けているウメキタホッププロジェクト。
地域への愛着を持つ人を増やし、心豊かな生活をさらに発展させています。
ホップの持つ可能性は無限大のようです。
昨年の活動の様子はこちら。
【ウメキタホッププロジェクト2019の会員募集】
入会費なし
(1)ホップ会員 1株 1,000円(2019年度分は完売しました。※2020年分、予約受付は随時行っています)(2)ゴールド会員 年会費3,000円
ウメキタホッププロジェクトイベントを優先してお知らせします。(3)オンラインサロン会員 年会費12,000円
※Facebookアカウントをお持ちの方に限ります。
オンラインサロン限定のページへご招待します。
ウメキタホッププロジェクトイベントを最優先でお知らせします。
オンラインサロン会員限定の交流会に参加できます。
ホッププロジェクトの企画決定権1票が付与されます。
プロジェクトのイベント企画をつくる過程からの参加ができます。
※今後ご自身の住む土地でプロジェクトをつくる予定のある方は実践の学び
の場となります。
ホッププロジェクト立ち上げ後は、代表者の山田摩利子氏から支援サポートを受けることができます。(広報、ホップ栽培に対するアドバイスなど)詳細はウメキタホッププロジェクトFacebookページにて。
お申込み・お問合せについては下記までご連絡ください。
FBメッセンジャー:山田またはウメキタホッププロジェクト
メールアドレス:umeraku.main(アットマーク)gmail.com
電話:080-4481-6115
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☆写真はすべてウメキタホッププロジェクト様よりご提供いただきました