フレッシュホップビールというとどんなビールをイメージしますか?
ホップというくらいですから、やっぱり華やかな香りや植物らしい苦味を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実際に、昨年はIPAスタイルのビールが多くありました。でも、そのなかに色合いの異なるビールがありました。それが「いわて蔵ビール」のESB(Extra Special Bitter)でした。
今回は、こちらのブルワリーをご紹介します。
いわて蔵ビールは、ビールを通して、ブルワリーのある一ノ関を中心とした岩手県の良さを伝え、飲む方も地域の方もビールを通して幸せになることをコンセプトにしています。
ビールの特徴は、基本技術を守りながら新たな試みにチャレンジする商品を醸造しています。代表取締役社長の佐藤航氏によると「特に最近はジャパニーズクラフトビールとは・・・ということを命題に、地域のよりよい食材をビールにし、流行りのスタイルではなく、自分たちのスタイルをつくりだそうとしています」といいます。
代表的なビールには、ジャパニーズスタイルエール山椒やオイスタースタウトがあります。
Flesh Hop Fest(以下、FHF)への参加理由を聞いてみると「ビールの業界もワインの業界、酒の業界のように季節感のあるイベントで啓蒙活動ができればと思いました。また、ビール会社だけでなく地域の農家さんとつながる唯一のイベントなので、素敵なだと思います。原料生産、加工業者(ビール業者)消費者とつながるイベントはなかなかないですね」。
そうFHFは生産者から消費者までが1つでつながっていることを体感できるイベントなんです!
昨年はIPAが多いなか、ESBをつくった理由を佐藤氏に聞いてみると「麦芽とフレッシュホップの組み合わせで新しい香りがでないかと考えて毎年醸造しています」と教えてくれました。今年のフレッシュホップビールもESBを改良したものになるとのこと。
ホップは岩手県遠野産の凍結粉砕したIBUKIを使う予定です。仕込みはホップが届き次第行われ、販売は約1ヶ月後(現時点では10月上旬ごろ)になる見込みです。
個人的には、ペールエールやIPA以外でのフレッシュホップビールの可能性をみてみたいので、いわて蔵ビールのESBに期待しています!
◆いわて蔵ビール Data
住所:〒021-0885 岩手県一関市田村町5-41
電話:0191-21-1144
E-mail:staff@sekinoishi.co.jp
Homepage:http://sekinoichi.co.jp/beer/