本州最西端の県である山口県。1997年から「山口地ビール」のブランド名で20年以上の歴史をもつ「やまぐち鳴滝高原ブルワリー」。お客様の生の反応を取り入れながら成長を続けています。県内の素材など「山口」にこだわったビールをコンセプトに、自社レストランでは10種類以上のビールを提供。「食事に合わせても料理を引き立てるビールを目指していて、ドリンカビリティが高く、2杯目3杯目がもっと美味しくなるよう心がけております」と、ビールの特徴について大空和央氏は話します。
Fresh Hop Fest(以下、FHF)への参加は、昨年に引き続き2回目。彼らは日本産ホップについてどんなことを考えているのかを聞いてみました。
「国産原料にこだわることは、日本のクラフトビール業界がさらに発展していく上でとても重要なことと私たちは考えています。ストーリー性が強く、高品質なビールをつくることは、世界でも日本のビールを認めていただけるきっかけになると思います」(大空氏)。
今年のFHFでは、日本産ということだけではなく、「地域」を意識してフレッシュホップビールをつくろうとしているブルワリーが多いほか、やまぐち鳴滝高原ブルワリーさんのように国内の先に海外へのアピールを見据えて行動されている醸造所もあり、「ただ単にその年に収穫されたホップでビールをつくる」ことに考えが留まっていないところに高い意識を感じています。
そう思うと今年のビールが気になってきます。昨年は、IBUKIの和柑橘のような香りを生かした、みずみずしく上品な苦味のペールエールでした。9月10日ごろに仕込みを行う計画のセッションIPAは、「フレッシュホップの香りを最大限引き出したい」と意気込みを語ります。販売は、約1ヶ月後の10月中旬となる予定です。
香り豊かなやまぐち鳴滝高原ブルワリーのフレッシュホップビール。ますます楽しみが増えました!
◆やまぐち鳴滝高原ブルワリー Data
住所:山口県山口市下小鯖1360-4
電話:083-941-0100
FAX:083-941-6763
Homepage:http://www.yamaguchi-jibeer.com/