日本各地には、ビールを醸造している蔵元はいくつもあります。湘南ビールを醸造している熊澤酒造もそのひとつ。
ただ、湘南で残っている酒蔵は熊澤酒造だけ。明治5年に創業し、約150年もの間、湘南で酒を造り続けてきました。
そして、1996年に造りはじめたのが湘南ビール。ピルスナー、アルト、シュバルツなどのジャーマンスタイルを定番にしており、年間で35種類のビールを醸造しています。これまでにワールドビアカップでも5度受賞するほどの実力。
熊澤酒造は、ただお酒を造るというだけではなく、「何かを生み出す磁力を持った場所」で「地域文化の中心地」でありたいと考える酒蔵。それが湘南ビールにも表れており、地元のフルーツを使用したビールも醸造しています。
京都与謝野産ホップを使ったセッションIPA
地域とのつながりを重視している熊澤酒造が、フレッシュホップフェストに参加したのはある意味で当然のことかもしれません。
フレッシュホップフェスト参加の理由について、「日本のホップ農家の応援と、日本らしいビール醸造のきっかけになると考えたからです」とブルワーの筒井貴史さん。
そんな湘南ビールのフレッシュホップビールは「FRESH HOP IPA」。京都与謝野産のフレッシュホップを使ったセッションIPAで、センテニアルとチヌークを使用しています。
筒井さんによると、「フレッシュホップらしいグラッシーで青々しいアロマとフレーバーが特徴です。アルコール度数は4.5%と低く設定し、フレッシュホップの特徴をしっかり感じながら、何杯も飲めるIPAに仕上げました」とのこと。
湘南ビールのFRESH HOP IPAは8月末から発売予定。9月中旬くらいには完売してしまいそうだとのことなので、飲み逃さないように。
DATA
湘南ビール(熊澤酒造株式会社)
住所:神奈川県茅ヶ崎市香川7-10-7
URL:https://www.kumazawa.jp/