今年収穫した日本産ホップでつくったビールを楽しむお祭り

202091(火)1130(月) また来年乾杯しましょう!

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【新潟】創業20年以上の実力派。妙高高原ビールがIBUKIと地元産ホップで国産ホップ100%のペールエールを醸す

ライター 山口紗佳

新潟県南部、長野県と接する県境にある妙高高原は、日本百名山に選ばれた妙高山を中心として7つの温泉地が集まった妙高温泉郷で知られており、冬はスキー、夏はゴルフ、高原トレッキングや避暑など、四季折々で楽しめる高原リゾートです。

その妙高高原でもう一つ、有名なのが「妙高高原ビール
1997年に創業し、目の前に雄大な妙高山を臨むリゾートホテル「ホテルアルペンブリック」併設レストランの「妙高高原ビールタトラ館」で醸造するビールです。今回はフレッシュホップフェストへの参加は3回目となる、老舗実力派の妙高高原ビールをご紹介します。

創業から20年以上に渡り、チェコスタイルを守り続ける

妙高高原ビールは、チェコの首都プラハ郊外にある老舗ブルワリー「ウ・フレク」のマスターブルワーであるマチェスカ氏から指導を受けたチェコ式の醸造方法を20年以上、ブレることなく守り続けています。ビールは妙高連峰を流れる豊富な天然水で仕込み、飲み飽きない味わい深さとドリンカビリティの高さが特徴です。

▲妙高高原ビール

ピルスナー、ヴァイツェン、ダークラガーの3種類を主軸としつつ、季節ごとにさまざまなスタイルのビールも醸造しています。

その品質の高さは数々の審査会で折り紙付き。
昨年2018年1月に開催された「JAPAN BREWERS CUP 2018」のピルスナー部門では、数多の強豪メーカーをおさえて妙高高原ビールが見事1位を獲得しています。

▲JAPAN BREWERS CUP 2018の表彰状

▲レストランに飾られた数々の表彰状が実力を物語る

圧巻のメニュー数を誇るバイキングレストラン

 90年代に観光地にできたブルワリーの多くがそうであったように、妙高高原ビールにもホテルの敷地内に「タトラ館」というバイキングレストランがあります。このレストランの規模がまた桁外れ!

▲まるで体育館のような巨大直営レストラン、タトラ館

▲天井が高く、広々とした空間に400席を有する。奥に見えるのが醸造設備

焼肉、天ぷら、お寿司、ラーメン、揚げ物、中華、カニをはじめとした大人気の魚介類、新潟ならではの郷土料理にチョコレートファウンテンのあるデザートビュッフェまで、とにかく人類の好きなものがすべて詰まったバイキングメニューといっていいでしょう。和洋中の品数100種類以上とバラエティ豊富。確実に食べ過ぎてしまう魅惑のレストランです。

新潟の素材を使った素朴なお惣菜など、どの年代にもヒットする料理の数々

 

国産ホップを積極的に使い、どんどん挑戦したい

「フレッシュホップフェストには2年前から参加して今回で3回目になります。毎年、国産の新鮮なホップを使う絶好の機会をいただいているため、今後もどんどん挑戦していきたいと考えております」

そう答えてくれたのは、醸造長の嶋田さん。
昨年はIBUKIだけを使ったラガーを仕込みましたが、今年は大きく方向を変えてシンプルなペールエールを計画しているそう。

「IBUKIのみを使ったフレッシュホップラガーは、IBUKIの持つ品のある華やかな香りでドリンカビリティも高めたことで、普段クラフトビールを飲まない方からも大変好評でした。今年は初めて県内産のホップをアロマホップとして使用するので、よりフレッシュホップのもつ青さや華やかさといったキャラクターを出すために、シンプルなペールエールをベースにしたいと考えております。ラガーでは感じ取れない香りや風味を活かすために、あえてペールエールに挑戦いたします」

▲自家栽培のカスケード

 今年はビタリングホップとしてIBUKIを使い、アロマホップには新潟県十日町産と自家栽培のカスケードを併用し、「国産ホップ100%仕様」のペールエールを目指します。クオリティに定評のある妙高高原ビールの国産ホップ100%ペールエール。目移り必至の料理に合わせて、どんなフレッシュホップペールエールが登場するのでしょうか。リリースは9月の予定、期待値が高い妙高高原ビールです。

2018年8月、多くの家族連れや外国人観光客でにぎわっていたタトラ館

 

醸造所DATA

妙高高原ビールタトラ館
ブランド名:妙高高原ビール
所在地:新潟県妙高市関川2457-2
醸造開始日:1997年11月27日
HP:http://www.alpen-blick.com/blog/tatra/myokokogen-beer.php

ライター

1982年愛知県出身、大分県在住。中央大学法学部卒業。
名古屋で結婚情報誌制作に携わった後、東京の編集プロダクションで企業広報、教育文化、グルメ、健康美容、アニメなど多媒体の編集制作を経て静岡で10年間フリーライターとして活動。現在は大分から九州のビール事情をお伝えします。

【制作実績】
フリーペーパー『静岡クラフトビアマップ県Ver.』、書籍『世界が憧れる日本酒78』(CCCメディアハウス)、雑誌『ビール王国』(ワイン王国)、グルメ情報サイト『メシ通』(リクルート)
【メディア出演】
静岡朝日テレビ「とびっきり!しずおか」
静岡FMラジオ局k-mix「おひるま協同組合」
UTYテレビ山梨「UTYスペシャル ビールは山梨から始まった!?」
静岡新聞「県内地ビール 地図で配信」「こちら女性編集室(こち女)」

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