十条すいけんブルワリー　フレッシュホップビール醸造を予定＆ホップ畑で味わうイベント企画中！

2019.8.14

田口篤史（Atsushi Taguchi）

東京都北区のブルワリー「十条すいけんブルワリー」。ホップ栽培を行っており、自家栽培のフレッシュホップを使ったビールを醸造予定。そして、ホップ畑で味わうイベントも企画されています。

ブルワリー紹介：十条すいけんブルワリー

「十条すいけんブルワリー」は、緑化事業等を行っている「水研クリエイト」社のブルワリー。場所は、JR埼京線の十条駅から徒歩約1分です。「水研クリエイト」社は、緑化や水質に関わる事業の中、水耕栽培でサラダやスプラウトなどをつくっています。その野菜の活用の場としてレストラン事業開始にあたり、”特徴的なレストランにしたい”という想いから、ビール造りも始められました。季節の果物や穀物を使ったビール、長期熟成させたビールなど、多種多様なビールを醸造し提供されています。2014年11月12日醸造免許取得。

（左）十条すいけんブルワリー/Beer++店舗外観　（右）糖化釜や煮沸釜などの醸造設備

「Beer++（ビアプラスプラス）」は、併設のブリューパブ。民家を改装したログハウス風の外観で外にテラス席、1Fはカウンター、2Fにテーブル席があります。店名の由来は、Beer（ビール）と増量を示す演算子である++ （インクリメント）の組み合わせにより、Beer++でビールを1杯、また1杯という意味と一歩ずつ進むという意味が込められています。また、＋は十条の「十」の字にも見えること、++と繋げると線路に見えることもあります。「十条すいけんブルワリー」でつくられたビールはもちろん、ゲストビールとして日本国内・海外のクラフトビールなどを提供。ビールにあう揚げ物料理や自家栽培の野菜料理など、料理も充実。音楽鑑賞、読書会や語学教室など、地域の方が講師をするイベントを開催しており、交流の場ともなっています。

（左）店長「大内久人」氏　（右）醸造家「山腰洋一郎」氏

FHF2019への参加と期待について

「十条すいけんブルワリー」様より、下記のメッセージをいただいております。

東京近郊でのホップ栽培をしていることを紹介したいことと、
ホップ栽培しているほかのブルワリーや栽培農家と情報交換したいと思い、FHF2019に参加しました。

フレッシュホップの調達について

「十条すいけんブルワリー」は、ホップ栽培も行っているブルワリーです。ホップの栽培場所は店舗前、東京都北区の「水研クリエイト」社本社壁面、茨城県行方市の畑、東京都板橋区蓮根の「川口農園」など複数。その１つである「川口農園」は循環型農業を目指し、農業とまちの繋がり、地場野菜を食べる大切さを伝える農園です。その「川口農園」の一画で、「十条すいけんブルワリー」はカスケード、チヌーク、センテニアルなど複数品種のホップを育てています。

川口農園内で栽培中のホップの様子

「川口農園」で栽培したホップは、 7月中頃～8月上旬にかけて複数回、収穫を行いました。ホップ収穫時は店長「大内久人」氏、醸造家「山腰洋一郎」氏をはじめ、関係者も参加。収穫したホップは、フレッシュホップビール醸造で使用するまでの間、真空パックにして冷凍保管します。

収穫前のホップの様子

フレッシュホップビールの醸造について

FHF2019にて、「十条すいけんブルワリー」が醸造するフレッシュホップビールのスタイルは、ペールエールです。シンプルなペールエールに、ドライホップでフレッシュホップをどーんと投入する予定とのこと。併設ブリューパブ「Beer++」での提供以外に、「川口農園」のホップ畑でフレッシュホップビールを飲むイベントを企画中。時期は9月以降を予定されており、続報が入り次第ご案内いたします。