今年収穫した日本産ホップでつくったビールを楽しむお祭り

202091(火)1130(月) また来年乾杯しましょう!

Fresh Hop Fest 2020 オンライン会場はこちら

初参加! 大阪の老舗ブルワリー道頓堀麦酒はダーク系とウィート系の2種類のビールを構想中

木暮 亮

「Fresh Hop Fest 2019」は、9月からですが、早いところではフレッシュホップビールの発売がスタートしています。ホップの収穫も本格化してきており、全国各地で仕込みが行われています。そんななか新たに参加を表明してくださったブルワリーを今回ご紹介します。

1996年に大阪で誕生した「道頓堀麦酒」です。「和食たちばな」内にあるブルワリーで、「和食に合うビールをコンセプトとし、副原料は一切使用せず麦芽100%で製造することで、香り、外観、味わい、そして鮮度まですべてがバランスよく楽しめる「大阪」ならではの珠玉のクラフトビールをつくっています」と、話すのは醸造を担当する忽那智世氏。つくられたビールは、9割を大阪市内で消費しています。

うっすらと上面発酵ビール特有のフルーティーな香りを持ち、発酵後に低温で熟成させて切れ味の良いスッキリとした味わいに仕上げた「大阪ケルシュ」や発酵後低温で熟成され、モルトの甘味とホップのほのかな香りを持つ濃いルビー色の上面発酵のビール「大阪アルト」、ローストしたモルトの風味が高く、色合いも濃厚なものの、ホップとエステルとのバランスが良く取れていて、ドライでスムーズな味わいが楽しめる「大阪ポーター」といった伝統的なビアスタイルをレギュラービールとしています。

そのほか限定ビールとして、「大阪IPA」「道頓堀ほろよい(ウィートエール)」「俊(アメリカン・ペールエール)」「道頓堀BAKU(ヴァイツェン)」があります。

初参加となるFresh Hop Fest。忽那氏は、フレッシュホップのどのようなところに関心を持ったのでしょうか?

「日本産のフレッシュホップでどんなビールをつくることができるのか。そこに興味がありました」と、思いを教えてくれました。

販売予定は、10月から11月を計画しており、「ダーク系とウィート系のフレッシュホップビールを考えています」とのこと。

道頓堀麦酒のビールは、「和食たちばな」のほかに「道頓堀クラフトビア醸造所なんばシティ」でも飲むことができます。どちらも地下鉄御堂筋線なんば駅から徒歩5分と好アクセス。大阪をはじめ関西在住の方はもちろん大阪に出張予定のあるビールファンの皆さん、発売されたら足を運び、飲んでみてほしいと思います。

初のフレッシュホップビール。いまから楽しみです!


◆道頓堀麦酒(和食たちばな) Data

住所:大阪市中央区道頓堀1-9-19 大阪松竹座地下2階

電話番号:06-6212-6074

アクセス:地下鉄御堂筋線なんば駅 徒歩5分

営業時間:11:00~23:00

席数:240席(個室あり、最大100名様まで可)

Homepage:https://www.tcbn.co.jp/

◆道頓堀クラフトビア醸造所なんばシティ

住所:大阪市中央区難波5-1-60 なんばCITY南館1階

電話番号:06-6635-0813

アクセス:地下鉄御堂筋線なんば駅 徒歩5分

営業時間:11:30~23:00

席数:200席(個室あり、最大50名様まで可)

Homepage:https://www.tcbn.co.jp/

『日本にも美味しいビールがたくさんある!』をモットーに応援活動を行っている。実際に現地へ足を運び、ビールの味だけではなく、ブルワーのビールへの想いを聴き、伝えている。飲んだ日本のビールは1500種類以上。また、ビールイベントにてブルワリーのサポート活動にも積極的に参加し、ジャーナリストの立場以外からもビール業界を応援している。

日本ビアジャーナリスト協会ホームページにて、「ブルワリーレポート」、「うちの逸品いかがですか?」、「Beerに惹かれたものたち」、「ビール誕生秘話」、「飲める!買える!酒屋さんを巡って」などを連載中。

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