日本有数のホップ生産地として知られる岩手県遠野市で、1999年から上閉伊酒造が醸造をスタートさせた「遠野麦酒ZUMONA」(以下、ズモナビール)。
ブランド名に入っている「ズモナ」は、「~そうな」という意味をもつ方言で、「遠野においしいビールがあるそうな」と、多くの人から愛されて語り伝わるビールになるようにと願いが込められています。
フレッシュホップフェストには、2015年の第0回から続けて参加しているズモナビール。2020年の抱負を醸造担当の坪井大亮さんに聞きました。
年間を通して遠野産ホップでビールを醸造
――はじめにズモナビールではどんなビールを造っているのか教えてください。
坪井醸造責任者(以下、坪井):水は日本酒の仕込み水でも使用する六角牛山の伏流水(軟水)を使用し、ホップはほとんどのビールで遠野産ホップを使っています。
――年間通して、遠野産のホップを使用してビールを造っているのですか?
坪井:はい。1年を通して使っています。日本産のホップを通年で使用するブルワリーは、全国的にも数少ないと思います。
――遠野産のホップを1年通して使うことで、どのようなことを目指しているのでしょうか。
フレッシュホップフェストで遠野産ホップをアピール
――フレッシュホップフェストには、2015年から継続して参加されています。どんなところに可能性を感じていますか。
坪井:ホップの一大産地である遠野市のブルワリーとして、積極的に遠野産ホップを使ってアピールしていけるところでしょうか。
――2019年はどのようなビールを造りましたか?
坪井:ウィートエールの「遠野の華」、セゾンの「遠野のホップ農家から~IBUKI HOP SAISON~」、HAZY IPAの「Y&T FRESH HOP HARVEST」の3つのフレッシュホップビールを造りました。
――2020年に醸造を予定しているフレッシュホップビールについて教えてください
坪井:2019年と同じく「遠野の華」を造ります。そのほかにウィートIPAとピルスナーを仕込む計画です。
――醸造予定日と発売予定時期はいつぐらいになりますか。
坪井:「遠野の華」は9月上旬に醸造し、10月に発売を予定しています。そのほかのビールは未定です。
――醸造を担当する方のお名前を教えてください。
坪井:私が担当します。
――今年も遠野産ホップを使ったビールを楽しみにしています!
Data
遠野麦酒ZUMONA(上閉伊酒造)
住所:〒028-0501 岩手県遠野市青笹町糠前31-19-7
TEL:0198-62-2002
FAX:0198-62-2003
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