今年収穫した日本産ホップでつくったビールを楽しむお祭り

202091(火)1130(月) また来年乾杯しましょう!

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遠野産ホップを年間通して使用!ズモナだけができるビール造り

木暮 亮

日本有数のホップ生産地として知られる岩手県遠野市で、1999年から上閉伊酒造が醸造をスタートさせた「遠野麦酒ZUMONA」(以下、ズモナビール)。

ブランド名に入っている「ズモナ」は、「~そうな」という意味をもつ方言で、「遠野においしいビールがあるそうな」と、多くの人から愛されて語り伝わるビールになるようにと願いが込められています。

フレッシュホップフェストには、2015年の第0回から続けて参加しているズモナビール。2020年の抱負を醸造担当の坪井大亮さんに聞きました。

年間を通して遠野産ホップでビールを醸造

――はじめにズモナビールではどんなビールを造っているのか教えてください。

坪井醸造責任者(以下、坪井):水は日本酒の仕込み水でも使用する六角牛山の伏流水(軟水)を使用し、ホップはほとんどのビールで遠野産ホップを使っています。

――年間通して、遠野産のホップを使用してビールを造っているのですか?

坪井:はい。1年を通して使っています。日本産のホップを通年で使用するブルワリーは、全国的にも数少ないと思います。

――遠野産のホップを1年通して使うことで、どのようなことを目指しているのでしょうか。

ズモナビールで使用されている遠野産ホップ。

フレッシュホップフェストで遠野産ホップをアピール

――フレッシュホップフェストには、2015年から継続して参加されています。どんなところに可能性を感じていますか。

坪井:ホップの一大産地である遠野市のブルワリーとして、積極的に遠野産ホップを使ってアピールしていけるところでしょうか。

――2019年はどのようなビールを造りましたか?

坪井:ウィートエールの「遠野の華」、セゾンの「遠野のホップ農家から~IBUKI HOP SAISON~」、HAZY IPAの「Y&T FRESH HOP HARVEST」の3つのフレッシュホップビールを造りました。

昨年、醸造した「遠野の華」。【写真提供:上閉伊酒造】

――2020年に醸造を予定しているフレッシュホップビールについて教えてください

坪井:2019年と同じく「遠野の華」を造ります。そのほかにウィートIPAとピルスナーを仕込む計画です。

――醸造予定日と発売予定時期はいつぐらいになりますか。

坪井:「遠野の華」は9月上旬に醸造し、10月に発売を予定しています。そのほかのビールは未定です。

――醸造を担当する方のお名前を教えてください。

坪井:私が担当します。

――今年も遠野産ホップを使ったビールを楽しみにしています!

Data

遠野麦酒ZUMONA(上閉伊酒造)
住所:〒028-0501 岩手県遠野市青笹町糠前31-19-7
TEL:0198-62-2002
FAX:0198-62-2003
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『日本にも美味しいビールがたくさんある!』をモットーに応援活動を行っている。実際に現地へ足を運び、ビールの味だけではなく、ブルワーのビールへの想いを聴き、伝えている。飲んだ日本のビールは1500種類以上。また、ビールイベントにてブルワリーのサポート活動にも積極的に参加し、ジャーナリストの立場以外からもビール業界を応援している。

日本ビアジャーナリスト協会ホームページにて、「ブルワリーレポート」、「うちの逸品いかがですか?」、「Beerに惹かれたものたち」、「ビール誕生秘話」、「飲める!買える!酒屋さんを巡って」などを連載中。

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