今年収穫した日本産ホップでつくったビールを楽しむお祭り

202091(火)1130(月) また来年乾杯しましょう!

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京都・一乗寺ブリュワリーが京都産ホップでフレッシュホップビールにチャレンジ

木暮 亮

京都・比叡山麓の一乗寺にて、2011年からビール造りを始めた京都・一乗寺ブリュワリー。麦芽やホップをはじめとする主原料はもちろん、果物などの副原料も京都で栽培されたものなどを使っており、地産地消にも力を入れているブリュワリーです。

フレッシュホップフェストは、2019年に初めて参加し、今回が2回目の参加。2020年のフレッシュホップビールの構想などをブリュワーの横田林太郎さんに聞きました。

フレッシュホップの新鮮な香りをどれだけ引き出せるか?

――はじめに京都・一乗寺ブリュワリーが目指していることを教えてください。

横田林太郎(以下、横田):自分たちが造るビールを飲みながら、お互いが描く未来を認め合い、新たな文化に挑戦するのを一緒に育んでいけるブリュワリーを目指しています。

――フレッシュホップフェストは2019年が初参加。まだ日本にはなじみが薄いフレッシュホップのどんなところに関心を持ったのでしょうか?

横田:2019年の夏に与謝野町のホップ圃場を見学させてもらったんですよ。圃場に足を運んだ時に、ペレットホップにはない新鮮な草を思わせる香りを感じました。フレッシュホップがもつ新鮮な香りなどをビールにどれだけ引きだしていけるのか。その可能性にチャレンジしてみたくなりました。

――なるほど。

横田:それと、フレッシュホップビールが一堂に会するこのイベントは、ブリュワー同士の情報を共有するコミュニティの場にもなると思いました。お互い切磋琢磨してスキルを高める場にもなるところも良かったですね。

――確かに何か一括りにしたイベントは、ビール業界ではあまり耳にしません。みんなで同じことを同時期にやることで、得られるものはたくさんありそうです。

横田:そうですね。

――フレッシュホップビールについてお聞きします。2019年に醸造したビールを教えてください。

横田:「K80ゴールデンエール」といって、京都亀岡産麦芽と与謝野産ホップを使用したゴールデンエールです。

昨年、醸造した「K80 ゴールデンエール」(写真提供/京都・一乗寺ブリュワリー)

――2020年はどんなフレッシュホップビールを考えていらっしゃいますか。

横田:今年は亀岡で採れたIBUKIを用いたビールを造る計画でいます。

――2019年からホップの産地と銘柄が変わりますね。醸造予定日と発売予定時期を教えてください。

横田:仕込みは8月中旬を予定していますので、発売は9月中旬ごろになりますね。

――醸造は横田さんが担当ですか。

横田:私とブリュワーの林晋吾で造ります。

――2020年のビールも楽しみにしています。

Data

京都・一乗寺ブリュワリー
住所:〒606-8164 京都市左京区一乗寺出口町10-1
電話:075-702-2002(平日10:00〜17:00)
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『日本にも美味しいビールがたくさんある!』をモットーに応援活動を行っている。実際に現地へ足を運び、ビールの味だけではなく、ブルワーのビールへの想いを聴き、伝えている。飲んだ日本のビールは1500種類以上。また、ビールイベントにてブルワリーのサポート活動にも積極的に参加し、ジャーナリストの立場以外からもビール業界を応援している。

日本ビアジャーナリスト協会ホームページにて、「ブルワリーレポート」、「うちの逸品いかがですか?」、「Beerに惹かれたものたち」、「ビール誕生秘話」、「飲める!買える!酒屋さんを巡って」などを連載中。

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