北海道空知郡上富良野町では、道内で唯一ホップの商用栽培が行われています。ここで2018年に創業したのが忽布古丹醸造。名前の由来は、忽布(ホップ)とアイヌ語で村や集落を意味する古丹(コタン)から。「直訳すると『ホップの村醸造所』という意味です」と話すのは忽布古丹醸造株式会社代表取締役の堤野貴之さん。
忽布古丹醸造がフレッシュホップフェストに参加するのは、2019年に続いて2回目です。2020年のフレッシュホップフェストについて堤野さんに聞きました。
地元上富良野のホップを使ってビールを醸造
――忽布古丹醸造は2020年で創業3年目のブルワリーです。どんなブルワリーなのか教えてください。
堤野貴之代表取締役(以下、堤野):上富良野産ホップ100%のビールを造るために設立したブルワリーです。
――どんなビールを造られているのでしょうか。
堤野:地元のホップを原料に醸すという、弊社の根源的テーマを体現する上富良野産ホップを100%使用した「HOP KOTAN ORIGINALS」と、多種多様な限定ビール「HOP KOTAN FREEDOMS」の2つのシリーズがあります。
――フレッシュホップフェストへの参加理由を教えてください。
堤野:フレッシュホップにはペレットホップや乾燥ホールホップでは出せない特徴があり、それを知ってもらえるイベントだと思い、参加を決めました。
――2019年のフレッシュホップビールはどのようなビールを造られましたか。
堤野:こだわりとしているのは、フレッシュホップ100%で造ること。ペレットホップや乾燥ホールホップのブレンドはしません。そのため昨年は収穫直後のフレッシュホップを1仕込みに50kg以上使用し、ゴールデンエールとIPAを仕込みました。
――2020年のフレッシュホップビールについて教えてください。
堤野:ゴールデンエールとピルスナーを予定しており、その他のビールも検討しています。
――醸造予定日と発売時期を教えてください。
堤野:醸造は8月下旬から9月上旬を検討しています。発売は、仕込みを行った日から約1カ月後を予定しています。
――醸造を担当するブルワーさんを教えてください。
堤野:私を含めて5名のブルワーで造ります。
――飲める日を楽しみにしています。ありがとうございました。
Data
忽布古丹醸造
住所:北海道空知郡上富良野町西8線北33号
電話:0167-45-0012
FAX:0167-45-0013
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