「ゴールデンエール」をはじめとするレギュラービールのほか、一升瓶ビールやバレンタイン限定のチョコビール、ボージョレ・ヌーボーと同時に解禁となる「麦のワイン【el Diablo】」と「小麦のワイン【Un angel】」など、個性的なビールでビールファンを楽しませている神奈川県厚木市のサンクトガーレン。その名前は、世界で初めて醸造免許を取得したスイスのサンクトガーレン修道院に由来しています。
フレッシュホップフェストには2020年が初参加ですが、サンクトガーレンでは2012年からフレッシュホップビールを醸造しています。
フレッシュホップビールを造るきっかけは、山梨県北杜市で浅川定良さんが毎年ホップ栽培しているにもかかわらず、ビールに使ってもらえることもなく廃棄されているという話を聞いたことから。「もったいない」と思い、使用しはじめました。
北杜市では、昭和初期から大手ビールメーカーとの契約栽培により800軒以上の生産者がホップを栽培していましたが、1993年に大手ビールメーカーとの契約が終了。浅川さんを除いてホップ栽培をやめてしまいます。
浅川さんは、義父が発見・改良に関わったかいこがねを絶やしたくないという思いがあり、圃場の一角で栽培を継続。2012年からサンクトガーレンが毎年収穫のお手伝いをするとともに、すべてのホップを買い取ってビールにしています。
2020年は長雨と日照不足の影響が心配されましたが、8月8日に粒は小さいながらも約150㎏のホップを収穫。フレッシュな状態で使用するため、24時間以内に仕込みを行いました。
サンクトガーレンの2020年のフレッシュホップビールFRESH HOP IPAは、醸造工程で4回ホップを投入するほかに麦汁を造る糖化工程と2次発酵中に2回、計7回ホップを投入しています。
大量のホップを投入することで、「栓を開けてグラスに注ぐと、まるでホップ畑にいるような青々としたグラッシーな風味が広がります」と岩本さん。
また、岩本さんは「日本産ホップのフレーバーは、海外のものに比べると繊細なように感じます」と言います。その繊細なフレーバーを存分に引き出すため、FRESH HOP IPAは、糖度を極限まで少なくして仕上げたBrut IPA(ブリュットIPA)というビアスタイルで造っています。
かいこがねの繊細でみずみずしいフレーバーを楽しめるFRESH HOP IPAは2020年9月10日(木)発売。今しか味わえない旬のビールをお楽しみください。
商品概要
商品名:FRESH HOP IPA
ビアスタイル:Brut IPA
アルコール度数:6.5%
IBU:37
発売開始日:2020年9月10日(木)
販売方法:樽…10l、15l ボトル…330ml
購入方法:樽…直販または問屋、酒販店を通じた卸販売。ボトル…サンクトガーレンオンラインショップ、酒販店。
お問い合わせ先:046-224-2317/info@sanktgallenbrewery.com(担当 中川・岩本)
Data
サンクトガーレン
住所:〒243-0807 神奈川県厚木市金田1137-1
電話:046-224-2317
FAX:046-224-5757