今年収穫した日本産ホップでつくったビールを楽しむお祭り

202091(火)1130(月) また来年乾杯しましょう!

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ホップ投入のタイミングを変えた3種類のビールで初参加

木暮 亮

備後福山 ブルーイングカレッジは、2019年12月10日に醸造免許(発泡酒)の交付を受けた広島県福山市にあるブルワリー。ブルワリー立ち上げ支援やクラフトビール醸造体験を行っています。

フレッシュホップフェストは2020年が初参加。代表で醸造を担当する小畑昌司さんに話を聞きました。

ビール醸造を専門に学べる場をつくりたかった

――ブルワリー名にカレッジという言葉が入っています。これはどのような考えからでしょうか。

小畑:ビール醸造を専門に学べる教育機関がない日本において、ゼロから学べる場にしたいという思いからです。

――そうした思いからブルワリーの立ち上げ支援もされているわけですね。

小畑:そうです。

――ブルワリーとしては、どのようなビールを造られていますか。

小畑:ビールの多様性に触れられるようなラインナップを目指しています。

――ビール醸造において大事にしているのはどのようなことでしょうか。

小畑:基本的なビアスタイルを正しく造ることができないと変化に富んだビールは造れないと考えています。毎回、きちんとしたビールが造れるよう取り組んでいます。

フレッシュホップの特徴を感じるため、異なる製法でセッションIPAを醸造

――フレッシュホップフェストには2020年が初参加となります。参加理由を教えてください。

小畑:フレッシュホップを使用できる時期は限られています。フレッシュホップを使用するビールを造ることで、ブルワーとして良い経験となると思って参加を決めました。

――醸造予定のフレッシュホップビールについて教えてください。

小畑:同じ量のホップを投入のタイミングを変えて醸造した3種類のセッションIPAです。

――投入のタイミングを教えてください。

小畑:煮沸・ワールプールでの投入、発酵中の投入、ドライホッピングで投入の3つです。

――それぞれどのような違いが表れるか楽しみです。醸造時期と発売時期を教えてください。

小畑:醸造は3つの個性が熟成期間などの差にならないように9月1日から3日間連続で行いました。発売は、発酵や熟成の状況によります。今の時点では、10月1日(木)以降になる予定です。

――瓶詰めの予定はありますか。

小畑:瓶と樽で販売する予定です。

――発売を楽しみにしています。ありがとうございました。

Data

備後福山 ブルーイングカレッジ

住所:〒720-0062 広島県福山市伏見町3-16-C

電話:080-7538-8857

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『日本にも美味しいビールがたくさんある!』をモットーに応援活動を行っている。実際に現地へ足を運び、ビールの味だけではなく、ブルワーのビールへの想いを聴き、伝えている。飲んだ日本のビールは1500種類以上。また、ビールイベントにてブルワリーのサポート活動にも積極的に参加し、ジャーナリストの立場以外からもビール業界を応援している。

日本ビアジャーナリスト協会ホームページにて、「ブルワリーレポート」、「うちの逸品いかがですか?」、「Beerに惹かれたものたち」、「ビール誕生秘話」、「飲める!買える!酒屋さんを巡って」などを連載中。

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