2017年からホップの栽培を始めた、東京都狛江市の「小川農園」。同じ狛江市にある「籠屋ブルワリー」とタッグを組み、約80㎡の畑でホップを栽培しています。品種は「カスケード」2株、「マグナム」「センテニアル」「チヌーク」「ソラチエース」をそれぞれ1株ずつ。栽培を始めてから4年目の今年も、無事収穫を終えました。
今年、小川農園で採れたホップの収穫量は約15kgでした。「ホップは多年性の植物。年を重ねるごとに根は強くなり、ホップの品質が良くなっていきます。年々品質が上がっていると感じていましたが、今年はこれまでより毬花が大きく見た目が美しくなり、張りも良好でした」と、籠屋ブルワリー 醸造責任者の江上裕士さん。ホップの出来栄えの良さに、収穫している時からフレッシュホップビールに使うことを考えてワクワクしていたと言います。
実際フレッシュホップビールの醸造に使ったのは、カスケード、マグナム、チヌークの3種類です。ソラチエースとセンテニアルは、今年収穫できたのは少量でした。
「ソラチエースは植えて4年目になりますが、気候的に難しそうだと感じています。もう1年くらい様子を見て、別品種にするか検討します。センテニアルは今年植えたばかり。来年どのような特徴のホップができるか、とても楽しみです」(江上さん)
*本記事の掲載写真は小川農園/籠屋ブルワリー提供
■DATA
圃場名:小川農園
住所:東京都狛江市猪方
栽培面積:80㎡
栽培品種:カスケード/マグナム/センテニアル/チヌーク/ソラチエース