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神宮寺田中ホップファーム

神宮寺田中ホップファーム

神宮寺田中ホップファームは、大阪府交野市(かたのし)で、2021年4月から一般社団法人交野おりひめ未来研究所が運営する市民大学「交野おりひめ大学」のメンバーが手掛けるホップ圃場です。

神宮寺田中ホップファームとは

2121年収穫祭

神宮寺田中ホップファームは、元ぶどう園だった遊休地を活用し2021年4月からホップの栽培を行っています。栽培しているホップはカスケードホップ。930㎡の圃場で2列64株から栽培を開始し、将来的には圃場の拡大を図るとともホップ農家小林さんの指導を受けつつホップの品質の向上を目指しています。

ホップを栽培することで、市民に緑の癒しを提供できるだけでなく、地域に住む高齢者から若者さらにはその子供達と多世代にわたるコミュニケーションが生まれています。収穫祭では、ホップ収穫体験や畑でのオリジナルビール乾杯などの感動を共有することで、多くの笑顔とともに市民に新たな絆が生まれました。

笑顔の輪をつくる交野おりひめ大学

神宮寺田中ホップファームを運営しているのは交野おりひめ大学。当団体は大阪府交野市全体をキャンバスとし、交野市民を中心に誰でも参加できる自由な形の市民大学です。市民自ら学科を立ち上げ、共感するメンバーを集めて活動しています。交野市の酒蔵とコラボし酒米から日本酒をつくる「酒づくりの会」や、交野の自然を楽しみ、遊びながらアートな取り組みを進める「みんなdeあーと学科」など、市民がやりたい事を実現するための様々な学科があります。

ホップ栽培の中心になっているのは、2021年4月に新たに発足した「クラフトビール部」のメンバー。ホップの栽培や収穫祭、ビールづくり体験、オリジナルクラフトビール完成試飲会などが計画されています。共に汗を流したホップ栽培やビールづくりの体験を共有することで、地域に仲間が増え笑顔の輪が広がっています。既に高齢者と若者の交流が生まれ、自治会や飲食店、そして企業にもまちへの愛着が生まれてきました。

収穫したてのホップをオリジナルビールに浮かべて乾杯する交野おりひめ大学メンバー

ファームが目指す、美しく循環するまちづくり

交野おりひめ大学では、クラフトビールを軸として、“人と人”、“人とまち”をつなぎ、人・自然・経済が美しく循環するまちづくりを目指しています。そのひとつとして市内にブルワリー設立を目指す「カタノクラフトビールプロジェクト」を開始しました。

ブルワリー設立準備と並行して、地元の名産品であるイチゴを使ったビールを、協力関係にある株式会社NI-WAが運営するNakatsu Brewery(大阪市北区中津)で醸造。また、2021年に初収穫された交野産神宮寺ホップと交野産神宮寺ぶどうのデラウェアを使ったオリジナルビールを「ブリューパブセンターポイント」(大阪市北区浮田)にて醸造を始めるなど、交野おりひめ大学クラフトビール部は、地元の食材を生かしたオリジナルビールづくりでを通して、交野市を多くの人が交野市に興味を持ってもらうきっかけづくりも行っています。

「ビールは美しい・おいしい・楽しいという魅力だけでなく、様々なコミュニケーションシーンの共通言語として、人と人との絆を深めてきた特別な存在。今後は、交野の地でホップや麦を栽培し、生駒山系の伏流水を活用した交野産クラフトビールを醸造するサイクルを創ることで、人や自然、経済が循環し、地域が活性し続けるようにしていきたい」と交野おりひめ大学クラフトビール部の児玉利光さん。

神宮寺田中ホップファームは、ホップを育てることで市民の笑顔の輪を広げコミュニケーションも醸造しています。

交野市の美しい景観にとけこむホップ圃場

住所 〒576-0063
大阪府交野市寺4丁目1729−38
Webサイト https://www.orihime-univ.com/craft-beer/

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