よこてホッププロジェクトから、メンバーである大雄ホップ農業協同組合の今年のホップ収穫の報告が来ました。
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収穫期間はどのくらいでしたか?
一番長くかかったセンターでは8月17日から9月4日までの16日間でした(3日間は雨で中止)。
収穫期間は雨の日も多く少し苦戦しましたが、無事に終了する事ができました。
収穫したホップの収穫量はどのくらいでしたか?
大雄ホップ組合全体で49トンの「IBUKI」が収穫され、豊作の年となりました。
注:「IBUKI」は、「信州早生」から変異した「キリン2号」とその変種である「かいこがね」をあわせた、キリンビール株式会社が保有するブランド名となります。大雄ホップ組合では、「キリン2号」と「かいこがね」のそれぞれを栽培しています。
ホップの生育や収穫はどんな状況でしたか?
昨年は7月に入ってから、曇や雨の日が続き、ホップの生育に障害が発生しました。また、圃場がぬかるんだことから、病害の予防や、病害虫や雑草の駆除が出来ず、カビが原因の病気である「べと病」にかかったホップが発生し、収穫量と品質の低下を招いていました。
今年は、天候は7月から8月上旬までにかけて35℃前後の異常なまでの猛暑が連日のように続き、降水量も極端に少なく干ばつ傾向となっていましたが、面積当たりの収穫量が昨年と比較し大幅に増えた豊作の年となり、病害虫の発生も少なかったことから、質の良いホップが多く収穫できました。
収穫したホップは今後どうなりますか?
収穫したホップは、すべて乾燥して出荷されます。
今後は、キリンビールの「一番搾りプレミアム」に使用されたり、その他ビール醸造向けに外販されます。
なお、昨年度からは「横手産ホップシリーズ」として秋田県内のブルワリー、秋田公立美術大学などと協働してクラフトビールをつくりあげています。
詳細はこちらから
https://yokote-hop.com/ajiwau/
大雄ホップ農業協同組合からメッセージをお願いします
2021年の今年、大雄ホップ農業協同組合はホップ栽培50周年を迎えました。
「伝統の50年から挑戦の100年へ!!」高齢化にはなっておりますが、新規に栽培を始めた方々も組合へ加入し頑張っている所です。
食品として常に安全、安心に心がけ、今後も高品質ホップを供給出来るよう精進して参ります。
以上の報告やメッセージをいただきました。
ホップ農家の皆様の熱い想いがホップには詰まっています。そのホップを使った「一番搾りプレミアム」や「横手産ホップシリーズ」が楽しみですね。
皆さんも見かけたらぜひ飲んでみてください。