イサナブルーイング

イサナブルーイングは東京都の多摩地域のほぼ中心に位置するタップルーム併設型ブルワリーです。2017年に設立された際の思いは「人と人をつなぐ空間作り」。クラフトビールをそのツールの１つと位置付け、コーヒーや麹、出汁など、ビールという枠にとらわれないアプローチによる運営を目指しています。とにかく楽しむこと！実験的なチャレンジングを常に行っていくこと！妥協せずにより良いものを作ること！を胸に今日もイサナブルーイングらしさ溢れるビールを醸しています。

イサナブルーイングとは

イサナブルーイングは、東京都昭島市の昭島駅からほど近い場所にある都市型マイクロブルワリー。ベーシックなイングリッシュスタイルビールを定番ビールとして提供する一方、常に個性溢れるチャレンジャブルなビールを開発しています。そんな美味しくてエキサイティングなビールを求めて、普段使いの近隣住民だけでなく、遠くからコアなビールファンが集まってきます。

開放的なタップルームを併設したBrewPub型のイサナブルーイング。楽しいイベントも積極的に仕掛けています。

イサナブルーイングのある昭島市

イサナブルーイングのある昭島市について簡単にご紹介しましょう。
人口11万人を抱える昭島市は、多摩川の左岸に広がるなだらかな市域に住宅が立ち並ぶベッドタウン。多摩川沿いの緑地にはくじら運動公園、北東には国営昭和記念公園を擁し、自然にも親しめる穏やかな土地柄。そして、都内では唯一、水道水を地下150～200メートルから汲み上げる地下水で100％賄っている市営水道を持っています。この素晴らしい深層地下水はビール作りに大いに生かされています。
また、世界でも珍しいクジラの全骨格の化石が発掘された場所としても有名。「アキシマクジラ」と命名されており、イサナブルーイングのブルワリー名の由来でもあります。古来クジラは「勇魚（いさな）」と呼ばれ、万葉集の中でも詠まれています。地元を愛し、地元と共存するブルワリーの思いが伝わってきます。

イサナブルーイングの思い

イサナブルーイングを設立したのは、千田 恭弘氏。インテリな雰囲気が漂いながら常に笑顔で親しみやすい千田さん。大学時代は大手コーヒーチェーンで働くほどコーヒーにのめり込み、卒業後は一転硬派なメーカーに就職した後、一念発起してブルワリーを開業しました。

出汁ビール「Zebra Udon Dashi Ale」を仕込む千田さんと、相棒ブルワーの斎藤穂乃香さん。醸造中は芳醇な出汁の香りが漂います。

開業に際して特に意識したのは「人と人をつなぐ空間作り」。中心となるクラフトビールの製造は勿論のこと、そのビールを飲む場所に拘ってタップルームを併設しているのもその思いがあるからこそ。大学時代から親しんできたコーヒーや、日本酒にも使われる麹、うどんの出汁など、ビールという枠にとらわれない刺激的なチャレンジを続け、一緒に楽しむイベントも積極的に開催。「楽しむこと！実験的なチャレンジングを常に行っていくこと！妥協せずにより良いものを作ること！」これらのスローガンがイサナブルーイングの魅力を紡ぎ出しています。

イサナブルーイングが造るビールとは

ビールの原料で大部分を占める水。その仕込み水には綺麗で美味しい昭島の深層地下水が使われています。また、他では中々チャレンジしないような、麹や出汁といった副原料を使ったビールを醸し、併設のタップルームでは100％窒素を詰めたナイトロビールを提供しています。

そんな イサナブルーイングの代表的な銘柄をいくつかご紹介しましょう。

とりあえずビター (Ordinary Bitter, ABV 4%)

とりあえずビター

とりあえずビターはイサナブルーイングの定番フラッグシップビール。
はじめの一杯に、どんな方にでもオススメしたいビールのため、低アルコールでするする飲める軽めなビール。はじめの一杯にもオススメですが、〆にもオススメです。モルト由来のパンのような甘みと、イギリス産の優しいホップの香りが特徴です。

吟醸ヴァイツェン (Weizen, ABV 5%)

吟醸ヴァイツェンの通常 Version（左）とナイトロ Version（右）

吟醸ヴァイツェンはリピーターが多い準定番ビール。
ビール名の由来は米麹を発酵時に使用することで日本酒のような香りが楽しめるため。新しいジャパニーズタイプのヴァイツェン。米麹を発酵タンクの中で並行複発酵させており、ヴァイツェン酵母由来のエステル香と米麹由来のエステル香が相性抜群なハーモニーを奏でます。日本酒とのハーフ＆ハーフもオススメです。

Zebra Udon Dashi Ale (Belgian Dashi Ale, ABV 4.2%)

Zebra Udon Dashi Ale

Zebra Udon Dashi Aleはうどん職人Phantom Zebra氏との出汁を使った限定コラボビールシリーズ。
第三弾のType-S2は、いりこ、利尻昆布、醤油を使った讃岐うどんスタイル。原材料に香川県伊吹島産の高級いりこと雄武町産の利尻昆布を大量に使用した上品な旨味溢れる出汁ビール。日本酒割りとの相性も抜群です。

Dukkha Hammer (IPA, ABV 7.1%)

Dukkha Hammer

Dukkha Hammerは限定のIPA。
Dukkhaは仏教において「苦」の意味。その名の通りIBU(国際苦味単位)が150もあるビール。人呼んで「苦さのハンマー！」。苦いけれどしっかりボディのモルト感、大量のドライホップで、ホップのアロマも贅沢に楽しめます。

Some More！ (Imperial Belgian Pastry Stout, ABV 7.9%)

Somemore! ナイトロ Version

Some More!は限定のベルジャンスタイルスタウト。
副原料にマシュマロ、カカオニブを使った贅沢なビール。
名前の由来はスモアの語源のサムモア（もっと食べたい！）から。マシュマロとチョコを使ったアメリカのスイーツ、スモアをイメージした濃厚なスタウトは、まるでスモアを飲んでいるような濃厚な味わい。バニラアイスを乗せても最高です。

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