2011年創業の「一乗寺ブリュワリー」。京都市左京区にある醸造所です。伝統的手法であるデコクションマッシュイング法を取り入れて、200Lの小規模設備にて直火で醸造し、麦芽の風味を際立たせるビール醸造をしています。また、原料にもこだわり、麦芽やホップといった主原料からフルーツやハーブなどの副原料まで地元京都産を使い、地産地消にも力を入れています。
地元原料にこだわりをみせる彼らが使うフレッシュホップは、もちろん京都与謝野産。「この夏に与謝野町に見学しに行った際に、ペレットホップでは醸しだす事ができない新鮮な草のような香りがありました。新鮮なホップがもつ可能性をいかにビールへ引き出すことができるか。フレッシュホップを使ったビールが一同に介する「Fresh Hop Fest (以下、FHF)2019」は、醸造家同士の情報共有の場にもなりますし、お互いのスキルアップの場にもなると考え、参加することを決めました」とブルワーの横田林太郎さんは話します。
初参加となるFHFは「K80 ゴールデンエール」。「与謝野産のコロンバスを使い、爽やかでグラッシーなアロマが前面的な特徴のビールを計画しています」。仕込みは、11月頭を予定しており、発売は11月中旬ごろの予定です。
この秋には工場設備の拡張も行い、「品質もより向上させ、かつ変化をみせたいと思います。新しくなった『一乗寺ブリュワリー』のビールを皆さんで楽しんでください」とのこと。
今まで以上に京都とともに地元からも愛されるビール醸造に取り組む彼らがつくるフレッシュホップビール。楽しみに待ちたいと思います。
◆一乗寺ブリュワリー Data
住所:〒606-8164 京都市左京区一乗寺出口町10-1
電話:075-702-2002(平日10:00〜17:00)
E-mail:info@kyoto-ichijoji-brewery.com
Homepage:http://kyoto-ichijoji-brewery.com