東京都北区にある十条すいけんブルワリー。東京都板橋区蓮根のTHE HASUNE FARMという農園にてホップ栽培を行っており、自社栽培のフレッシュホップを活用したビールを醸造予定です。
自社の野菜を活用するレストランにブルワリーを併設
十条すいけんブルワリーは、緑化事業などを行っている水研クリエイト株式会社が運営しているブルワリー。JR埼京線十条駅から徒歩約1分の場所にあります。
水研クリエイトは、緑化や水質に関わる事業を展開し、水耕栽培で の野菜の活用の場としてレストラン事業を開始。特徴のあるレストランにしたいという思いから、ビール造りも始めました。2014年11月12日に醸造免許を取得。
季節の果物や穀物を使ったビール、長期熟成させたビールなど、多種多様なビールを醸造・提供しています。また、東京都北区の水研クリエイト本社壁面のほか、茨城県行方市の畑、東京都板橋区蓮根のTHE HASUNE FARMなど複数の場所でホップ栽培も行っています。
ビールを1杯、また1杯という意味を込めて
Beer++(ビアプラスプラス)は、十条すいけんブルワリー併設のブリューパブ。民家を改装したログハウス風の外観で、外にテラス席、1階はカウンター、2階にテーブル席があります。
店名の由来は、Beer(ビール)と増量を示す演算子である++(インクリメント)の組み合わせで、Beer++でビールを1杯、また1杯という意味に加え、一歩ずつ進むという意味が込められています。また、+は十条の十の字に、++と繋げると線路にも見えるのです。
ビアプラスプラスでは、十条すいけんブルワリーで造られたビールはもちろん、ゲストビールとして国内・海外のクラフトビールなどを提供。ビールにあう揚げ物料理、羊肉を使った料理、自家栽培の野菜料理などフードも充実。音楽鑑賞、読書会や語学教室など、地域の方が講師をするイベントを開催しており、交流の場にもなっています。2020年7月現在、ビールのテイクアウトを実施中です。
東京でもホップ栽培していることを伝えたい
THE HASUNE FARMは、都営三田線蓮根駅から徒歩約6分の場所にある農園です。コンセプトは「土と野菜でまちの人を繋げる。繋がりから生み出される循環を楽しむ農業を」。
農園長の富永悠さんが中心となり、有機栽培で少量多品種の野菜を栽培しています。野菜の直売や農園でのイベント開催を通じて、人と地域の交流にも貢献。農園の一画では、チヌーク、センテニアルなど複数品種のホップを試行錯誤しながら栽培中です。
「東京近郊でのホップ栽培を紹介し、ホップ栽培しているブルワリーや栽培農家と情報交換したい」という想いがあり、フレッシュホップフェストに参加。
2020年7月現在、ホップ栽培状況は順調で、梅雨明け後には収穫開始予定。収穫したホップは、フレッシュホップフェスト2020で提供するフレッシュホップビールに使用されます。
2020年のフレッシュホップビールは検討中
十条すいけんブルワリー が醸造するフレッシュホップビールのスタイルは、現在検討中とのこと。2019年と同様のスタイルを醸造し、違いを感じられるようにするなど、アイディアを練っているところです。
できあがったビールは、併設のビアプラスプラスで提供を予定。また、秋に THE HASUNE FARMのホップ畑でフレッシュホップビールを飲むイベントを、近隣の醸造所や蒸留所と共に開催したいとのことです。楽しみですね。
この記事が、素敵なビールとの出合いに役立てれば幸いです。
DATA
十条すいけんブルワリー/Beer++(ビアプラスプラス)
住所:東京都北区上十条2-7-13
TEL:03-5948-5657
営業時間:17:00~23:00(火~金、ラストオーダー22:30)、15:00~22:00(土・祝、ラストオーダー21:30)
定休日:日・月
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THE HASUNE FARM
住所:東京都板橋区蓮根2-5
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※臨時休業や営業時間変更の可能性もありますので、来店の際は事前にご確認ください。