埼玉県のブルワリー、コエドブルワリー。2020年8月3日に山梨県のホップ農家でホップを収穫し、8月4日にフレッシュホップビールの仕込みを行いました。
ビールを自由に選ぶ楽しみを提供するコエドブルワリー
コエドブルワリーは、埼玉県川越市にある株式会社協同商事のビール事業部です。協同商事は、農作物の栽培・物流・加工・販売・消費など全サイクルに関連する総合食品企業。2016年9月には埼玉県三芳町から埼玉県東松山市に醸造所を移転させ、COEDOクラフトビール醸造所として東松山の緑豊かな自然の中でクラフトビールの醸造を行っています。
醸造用水は井戸から確保し、排水も浄化して自然に還元。排出される麦芽や酵母は科学者と農家の力を借り、良質な飼料として牛や豚の餌に活用しています。地域循環の仕組みに取り組んでいるブルワリーです。
コエドブルワリーのコンセプトは「Beer Beautiful」。ビール本来の豊かな味わいと奥深さ、美しい世界、多様性、そして気分や料理に合わせ「ビールを自由に選ぶ」という新たな楽しみ方を提案します。また、強烈な個性の追求ではなく、細部にまで目をくばり繊細なバランスをとることを醸造哲学として追求。
定番ビールは日本の色名を冠する 伽羅 -Kyara-(IPL)、瑠璃 -Ruri-(ピルス)、白 -Shiro-(ヘフェヴァイツェン)、漆黒 -Shikkoku-(ブラックラガー)、紅赤 -Beniaka- (Imperial Sweet potato Amber)、毬花 -Marihana-(Session IPA)の6種。爽やかな飲み口のピルスナーから、地元川越の紅赤というサツマイモを使ったコクのあるプレミアムエールまで幅広く揃えています。
2020年7月22日、川越駅西口近くの商業施設U_PLACE1階にCOEDO BREWERY THE RESTAURANTがオープンしました。できたての無濾過のビールをはじめ、COEDOの定番ビールすべてを樽生で味わえるブルワリー併設のレストラン。
中華料理をベースにしたフードメニューは、地域の魅力ある食材とオーガニックの野菜を取り入れ、ビールにマッチしたラインナップをそろえています。オフィシャルショップCOEDOKIOSK(コエド・キオスク)では、ビールの量り売りを実施中。
フレッシュホップビールで日本産ホップに興味を持ってほしい
コエドブルワリーを運営する株式会社協同商事は、有機農産物を扱う商社であり、昔から日本の農業と向き合ってきた会社です。
コエドブルワリーには、日本のホップ農家と協力して日本産フレッシュホップを使ったビールを造ることで、ビールの新しい楽しみ方の提案と日本のホップ農家の応援をしたいという思いがあります。そのため、普段からクラフトビールを楽しんでいる方にも、日本のホップに興味を持っていただける素晴らしい機会と考え、フレッシュホップフェスト2020に参加しました。
2020年8月3日、山梨県のホップ農家である小林さんの圃場にてホップを収穫。翌日8月4日にCOEDO BREWERY THE RESTAURANTの醸造設備にて、フレッシュホップビールの仕込みを行いました。使用したホップの品種は、信州早生とカイコガネ。今後、発酵や熟成の期間を経てリリースとなります。樽生ビールはCOEDO BREWERY THE RESTAURANTとCOEDOKIOSK、缶ビールはCOEDOKIOSKとONLINE SHOPで販売予定です。味わえる日が楽しみですね。
この記事が、素敵なビールとの出合いに役立てれば幸いです。
DATA
■COEDO BREWERY THE RESTAURANT
住所:川越市脇田本町8番地1 U_PLACE 1F
TEL:049-265-7857
レストラン営業時間:
平日 11時30分~15時30分 L . O、17時00分~22時00分(フード 21時00分 L.O、ドリンク21時30分 L.O)
土日祝 11時30分~22時00分(フード 21時00分 L.O、ドリンク21時30分 L.O)
定休日 なし
KIOSK営業時間:
平日 15時00分~20時00分、土日祝 11時30分~20時00分
不定休 (定休日、営業時間の変更は事前にSNSでお知らせ)
■コエドブルワリー
COEDOクラフトビール醸造所
住所:埼玉県東松山市大谷1352
TEL:0570-018-777
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※臨時休業や営業時間の変更の可能性もあります。
訪れる際は、事前にご確認をお願いします。