よこてホッププロジェクトは、秋田県横手市で持続可能なホップ生産地“ホップの郷”を目指し設立された官民連携の組織で、ホップを活かした様々な地域活性化事業を行っています。地域の宝として、横手産ホップを継承し、ホップを通じて明るく活気ある持続可能な「ホップの郷よこて」のまちづくりを目指しています。
よこてホッププロジェクトとは
よこてホッププロジェクトは、秋田県横手市で持続可能なホップ生産地“ホップの郷”を目指し設立された官民連携組織で、大雄ホップ農業協同組合、地元民間組織「YOKOTE HOPPERS」、キリンビール株式会社、横手市の4団体で構成されています。
次世代のホップ生産モデルの構築と担い手の育成を図るとともに、ホップ産地ならではの魅力を発揮した産業活性化によって、まちの活気と賑わいを取り戻し、子供たちの郷土愛が醸成され、地域の宝「横手産ホップ」が継承されていくような「持続可能なホップの郷」を目指し、2019年に設立。ホップ・ビールを軸とした横手の食文化や観光資源の魅力を向上させるための事業を行っています。
よこてホッププロジェクトを行っている横手市について
横手市は、秋田県県東南部の中心都市です。ご当地グルメの「横手やきそば」や2月に行われる伝統行事のかまくらが全国的に有名です。そして、横手市は日本産ホップの約30%を生産するホップの一大生産地でもあります。
横手市のホップ栽培について
横手市のホップ農家は現在28軒で、大雄ホップ農業協同組合に所属しています。米の減反政策をきっかけに、1971年よりホップ生産が始まり、2021年に「ホップ栽培50周年」を迎えました。50年の歴史とともに高い技術力と経験値を持つ農家が多く、最近では2017年にホップ生産量日本一となっています。
一方で、ピーク時には130軒以上いた農家が、現在は高齢化、担い手不足によって農家、生産量ともに減少しつつあり後継者確保が急務となっています。
2019年よこてホッププロジェクトの立ち上げを機に、横手市と大雄ホップ農業協同組合ではホップ農家の研修制度を設け、次世代ホップ農家の育成、生産モデルの構築が始まっています。
2021年には研修を経た4人が次世代ホップ農家として新規就農し、「伝統の50年から挑戦の100へ」をスローガンにホップの一大生産地としての誇りと技術の継承を目指しています。
地元民間組織「YOKOTE HOPPERS」について
「YOKOTE HOPPERS」は、“ホップの郷”実現に欠かせない産業振興分野を加速するため、2020年に設立された団体で、横手産ホップやビールを通じた地域活性に今まで以上に取り組み、横手市のわくわくする地域づくりを目指し活動を行っています。
これまでに、「横手産ホップシリーズ」として横手産ホップを使用したビールやハードシードルを企画立案・販売したり、「秋田ホップ&ビアツーリズム」として、ホップ生産者の話を聞いたり、ホップ畑で乾杯をしたりできる体験型の観光コンテンツを催行したりするなど、民間ならではのホップ事業を展開しています。
横手市内で栽培されるホップの品種
横手市内でのホップ栽培は大雄地域一帯を中心に行われています。大雄ホップ農業協同組合全体では約20ヘクタールの栽培面積があり、年間約40トンのホップを収穫しています。キリンビール株式会社との契約栽培品種である「IBUKI」が中心ですが、他にも約30種類の外国品種を育てている農家もいます。「IBUKI」は柑橘系の繊細な香りと爽やかな苦味が特長です。
住所 | 〒013-0033 秋田県横手市旭川1-3-41 秋田県平鹿地域振興局1F 横手市農林部内 |
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Webサイト | https://yokote-hop.com/ |