コエドブルワリー ホップ農家と協力、そして日本産フレッシュホップビールを!
埼玉県のブルワリー「コエドブルワリー(COEDO BREWERY)」。8/3に山梨県のホップ農家にて収穫を行い、同日フレッシュホップビールの仕込を行いました。その紹介をいたします。
ブルワリー紹介: コエドブルワリー(COEDO BREWERY)
「コエドブルワリー」は、埼玉県川越市で農作物の栽培・物流・加工・販売・消費など全サイクルに関連する総合食品企業「株式会社協同商事」のビール事業部にあたります。醸造所は2か所あり、その1つが埼玉県東松山市のプロダクションブルワリー「COEDOクラフトビール醸造所」です。2016年9月、埼玉県三芳町から埼玉県東松山市に醸造所を移転し、東松山の緑豊かな自然の中でクラフトビールの醸造を行っています。醸造用水は井戸から確保、排水も浄化して自然に還元。排出される麦芽や酵母も、科学者と農家の力を借り、良質な飼料として牛や豚の餌に活用。地域循環の仕組みに取り組んでいるブルワリーでもあります。
埼玉県川越市福田には、「コエドブルワリー」誕生の地の工房がありました。2015年6月には、小規模醸造所としてリニューアル。その名は「COEDO Craft Beer 1000 Labo(コエドクラフトビール・ワン・サウザンド・ラボ)」です。1000Lの小規模で1000種類のビールを試作するラボがコンセプト。埼玉県の飲食店経営会社、SLBカンパニーとのコラボレーションによるタップルーム「香麦-xiangmai-(シャンマイ)」が併設されており、美味しい中華料理と共に、試作したクラフトビールを楽しめます。
2019年8月現在、9名のブルワーがビールづくりに活躍中。定番ビールは、日本の色名を冠する「伽羅 -Kyara-(IPL)」「瑠璃 -Ruri-(ピルス)」「白 -Shiro-(ヘフェヴァイツェン)」「漆黒 -Shikkoku-(ブラックラガー)」「紅赤 -Beniaka- (Imperial Sweet potato Amber)」「毬花 -Marihana-(Session IPA)」の6つです。日本および海外のビールのコンテストで複数受賞しており、世界に認められたクラフトビールたち。「コエドブルワリー」の技術の高さが伺えます。
「コエドブルワリー」様より、ビールの特徴について
COEDOは、ビール本来の豊かな味わいと奥深さ、美しい世界、多様性をもとに「Beer Beautiful」をコンセプトに気分や料理に合わせ『ビールを自由に選ぶ』という新たな楽しみ方を提案しています。日本の色名を冠し、色や味わいが異なる定番ビールを6種類取り揃えており、爽やかな飲み口のピルスナーから地元川越の紅赤というさつまいもを使ったコクのあるスペシャリティエールまで幅広くお楽しみいただけます。また強烈なる個性の追求ではなく、細部にまで目をくばり繊細なバランスをとるということを醸造哲学として追求しています。
FHF2019への参加と期待について
「コエドブルワリー」様より、FHF2019への想いについて、下記のメッセージをいただいております。
COEDOの母体である協同商事は、有機農産物を扱う商社であり、昔から日本の農業と向き合ってきました。
そんな私たちが日本のホップ農家さんと協力して日本産のフレッシュホップを使ってビールを造ることで、ビールの新しい楽しみ方の提案と日本のホップ農家さんの応援をすることが出来ると考えています。
また、普段からクラフトビールを楽しんでいる方にも日本のホップに興味を持っていただける素晴らしい機会だと思い、参加させていただきました。
フレッシュホップビールの醸造について
フレッシュホップの調達は、山梨県のホップ農家(小林さん)から行いました。8/3、「コエドブルワリー」のブルワーなど関係者がホップ農家に赴き、農家の方と協力してホップを収穫。収穫したホップの品種は、信州早生とカスケードです。大量のフレッシュホップが収穫できました。
「コエドブルワリー」が醸造するフレッシュホップビールのスタイルは、ペールエール。信州早生とカスケードを使用し、ドリンカブルな仕上がりにする予定です。山梨県で収穫したホップは、同日中に冷凍車で埼玉県の醸造所に輸送。その日のうちに、フレッシュホップビールの仕込を行いました。リリースは9月中旬~下旬とのことで、出来上がりが楽しみですね。
この記事が、素敵なビールとの出逢いに役立てれば幸いです。
■ コエドブルワリー(COEDO BREWERY)
Webサイト:https://www.coedobrewery.com/
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