BeerList 20242024年の日本産ホップ&フレッシュホップビール
「ホップガーデンブルワリー」は、福島県田村市にある2020年に誕生したクラフトビール醸造所です。
2015年に創業した「株式会社ホップジャパン」が、地産ホップをふんだんに使ったビールで、1次産業から6次産業化に繋げていくサイクルを一つの街で展開することで、「人」×「もの」×「こと」を繋ぐ役割を担うブルワリーを目指して誕生しました。
「ホップガーデンブルワリー」とは
「ホップガーデンブルワリー」は、福島県田村市にあるクラフトビール醸造所です。
2020年、東日本大震災の影響で一時避難地区となり、ほぼ休眠状態となってしまった福島県田村市の公共施設「グリーンパーク都路」を改修し、国内産ホップで作ったクラフトビール醸造所として開設されました。
コンセプトは、「緑とホップの風が感じられるブルワリー」。
施設では、ホップの収穫から実際にビールを飲むところまで体験することができます。
ブルワリーでは、福島県田村市で栽培したホップをふんだんに使用した高品質なビールを常時7種類提供しており、タップルームも併設されています。
ホップガーデンブルワリーのある福島県田村市
ホップガーデンブルワリーのある田村市は、福島県中通りの最東端に位置し、自然豊かな阿武隈高原を擁し、あぶくま洞やこどもの国ムシムシランドなど自然を活かした観光資源を有しています。
阿武隈山系特有の緩やかな山地となだらかな丘陵地帯が広がっており、これらの山岳を源とする大滝根川や高瀬川など多くの河川が流れています。
「ホップガーデンブルワリー」の想い
「ホップガーデンブルワリー」の原点は、アメリカシアトル。代表取締役である本間誠氏が、当時勤めていた電力会社の休職制度を利用して留学。そこで、日本では味わえなかったクラフトビールの美味しさと、イベントやホームパーティーなどで最後はクラフトビールで笑顔になれる、そんなビール文化に深く共感。クラフトビールは単なる飲み物でなく「人」「もの」「こと」を繋ぐユニークなツールだと感じるようになりました。
いつか、日本でもそんな場所をつくりたい。この思いを胸の奥で温めていた時、東日本大震災が発生。本間氏自身も被災し、自分の大切な時間をどう使うのか考え、被災地でこの夢を追いかけることを決意。「株式会社ホップジャパン」を立ち上げ、ホップの栽培からビール醸造までを手がけ、人とモノが繋る循環型ブルワリーの事業をスタートすることとなりました。
最初に始めたのはホップ栽培でした。新しい栽培方法で0から挑戦していただいた契約農家3名の方々の力で、栽培4年目となる2021年に念願のブルワリーオープンにこぎつけました。
地産ホップを核に1次産業から6次産業化に繋げていくサイクルを一つの街で展開することで、「人」×「もの」×「こと」を繋ぐブルワリーを目指しています。
「ホップガーデンブルワリー」の特徴
「ホップガーデンブルワリー」には、次のような特徴があります。
大量の良質な生ホップを好きなだけ使えること
栽培に適した気候と、夢を共有できる契約農家の方々がいるという条件が揃ったからこそ、ルプリンが外へ溢れ出るほどの高品質生ホップをふんだんに使用したビールづくりができています。
ホップ・大麦収穫体験ができること
ブルワリーがある施設内にもホップ畑と多品種麦畑があるので、収穫期にはホップ摘み体験や麦収穫体験ができます。
キャンプ場とロッジ、ディスクゴルフ場を併設していること
隣接してキャンプ場とロッジを運営しているので、宿泊しながら大自然と、夜は満天の星空と共にクラフトビールを満喫することができます。また、ディスクゴルフ場を併設しているので、飲んで投げて飲んで投げて、アメリカのブルワリーの様な楽しみ方ができます。
「ホップガーデンブルワリー」のビール
商品のコンセプト
原料生産から醸造・販売・6次産業化につなげ、麦芽カス等は自然に戻すサステナブルな社会づくりを会社の理念とし、自然の循環・地球・宇宙の成り立ちである陰陽五行に擬えて商品化しております。味もスタイルも異なる個性豊かな「陰陽木火土金水」7種類の定番・準定番をベースに、地域の農産物などを使った季節商品を織り交ぜています。
自社栽培「ホップ」へのこだわり
栽培に適したあぶくま高地の冷涼な気候と水で育てられた良質なホップは、ブルワリーから車で20分ほどの契約農家で作られ、収穫後すぐに冷凍し、ほぼすべてのビールに使用しています。
大量に地産ホップを使えるため、100%地産冷凍生ホップを使用したフレッシュホップビール「Abukuma Green」を、1年を通して醸造・販売することが可能です。
また、収穫期の8月にはホップを摘んでから1時間以内に仕込み釜へ投入した特別なフレッシュホップビールを醸造、9月中旬頃から「Abukuma Fresh」として季節限定販売しています。
地域とのつながり
株式会社ホップジャパンが現在あるのは福島県や田村市、そして地域の方々からの支えが強くあってのこと。ビールを通した多くの方々とのつながりを大切に、地域と一つになった様々な活動を展開しています。
例えば、毎月1回グリーンパーク都路で『つながりマルシェ』という地域のお店が集うイベントを開催。様々な人がこのイベントを通して地域を知るきっかけになっていただけたら幸いです。
詳しくはこちら(https://www.facebook.com/greenparkmiyakoji)
主な商品
HOP Japan IPA
スタイル:Session IPA
アルコール度数:4.5%
原材料:麦芽、ホップ
由来/コンセプト:苦みを抑えつつホップのフレーバーが心地よい明るいひまわり色のビール
ビールの香りや味わいの特徴:
しっかりとしたホップの爽やかな香りと、控えめな苦みとモルト間のバランスが絶妙。香り豊かな飲みやすいSession IPA
HOP Japan White
スタイル:White Wheat Ale
アルコール度数:4.5%
原材料:麦芽、ホップ
由来/コンセプト:小麦由来の柔らかな口当たりとフルーティーな香りが特徴的な淡い麦わら色のビール
ビールの香りや味わいの特徴:
小麦のフルーティーさとホップの爽やかな香りとのバランスが良く、上品で優しい味わいのWhite Wheat Ale
住所 | 福島県田村市都路町岩井沢字北向185-6 グリーンパーク都路内 google map |
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電話番号 | 0247-61-5330 |
Webサイト | https://hopjapan.com/ |
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2020年2月21日(金)
@福島県田村市「グリーンパーク都路」(2020.3.12) - 8/10(土)豪華ランチor飲み放題?魅力の2つのホップ収穫体験ツアー開催@ホップジャパン!(2019.8.5)