暖簾を守るな、暖簾をやぶれ! 道後ビールがフレッシュホップIPAに挑戦
湯あがりに一息ついて飲むビールのおいしさは、多くの人が認めるところでしょう。
愛媛県松山市で1895(明治28)年に創業した水口(みなくち)酒造は、「湯あがりビールいかがですか」をコンセプトに道後ビールを醸造する造り酒屋。松山市といえば、日本三古湯のひとつでもあり、日本最古の温泉とも言われる道後温泉で知られています。
その道後温泉の地で、ビールだけでなく道後温泉での思い出作りまでを考える、水口酒造の道後ビールについて紹介しましょう。
湯上がりに飲むビールを意識した味わい
道後ビールは1996年から醸造を開始。「ケルシュ」「アルト」「スタウト」「ヴァイツェン」の4種を定番ビールとして醸造しています。
ほかにも、愛媛県産の原料(オレンジ、ライム、ブルーベリー)を使用したフルーツビール、季節限定のカカオビールも販売。いずれも基本のビアスタイルを大切にしつつ、湯あがりに飲むビールを意識しているそうです。
道後ビールのフレッシュホップビールとは?
道後ビールは2018年からフレッシュホップフェストに参加。「ワクワクすることにチャレンジしたい」という思いがあり、2019年も参加することとなりました。
伝統のある酒蔵でありながら、いや、だからこそ、かもしれませんが、「暖簾を守るな、暖簾をやぶれ」という教えのもと、さまざまなことに挑戦しているとのこと。フレッシュホップビールを造ることもそのひとつ。
その道後ビールが造る予定のフレッシュホップビールはIPAだそうです。道後ビールではこれまでにIPAを造ったことがなく、これが初めてのIPAとなる予定。リリースは9月中旬以降。どんなビールになるのか、情報が入り次第また紹介したいと思います。
DATA
道後ビール(水口酒造)
住所:愛媛県松山市道後喜多町3-23
URL:https://www.dogobeer.co.jp/
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