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ライブで配信!ホップ収穫と超フレッシュホップビール造り「宮崎ひでじビール」

8月11日、「宮崎ひでじビール」の北方圃場でホップの収穫作業と、フレッシュホップビール醸造が行われました。
宮崎ひでじビールは2016年から、地元農業者と共同でホップ栽培に取り組んでいます。
今年は初の試みとしてホップ苗のオーナー制度を開始。
さらにホップの収穫とビールの仕込み作業の様子がフェイスブックページでライブ配信されました。

ホップ苗のオーナー制度で緑の癒しを感じて欲しい!

2020年の今年はホップ苗付きビール栽培キットの販売に向けて準備をしていましたが中止となり、代わりにホップ苗のオーナー制度を導入。
苗の1本1本に企画に賛同したお客さんの名札を付けて圃場に植え、ひでじスタッフによって大切に育てられました。
成長の様子はフェイスブック上の専用ページに定期的にアップ。
今年の夏は、新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が長くなりがちでしたが、元気に育つホップの便りは、ホップオーナーたちの良い気分転換になりました。

ネームプレートと共に畑に植えられたオーナーのホップ

自宅栽培用に準備した若い苗で果たしてホップは実るのか、そもそも南国の気候で順調に育つのか、様々なことが懸念されていましたが、想像以上に立派なホップができました。

せっかくなので今年は、“収穫した生ホップを畑からそのまま工場に持ち込んでビールの仕込みに使う”という超獲れたてフレッシュホップ製法でビールを仕込むことに。

宮崎ひでじビール 延岡北方圃場

収穫と醸造の様子をライブ配信

8月11日、早朝6時にスタッフ総出で収穫スタート。
収穫作業と同時にビールの仕込み作業も行われ、その様子はフェイスブックページでライブ配信されました。

4時間かけて手摘みで丁寧に収穫。早朝からスタートしたものの太陽はあっという間に高くなりジリジリと照りつけてきました。終わったころにはみんな汗だくに。

同じころ醸造所では、ビールの仕込み作業開始。釜に麦芽を投入しビールの素になる甘い麦汁をつくります。

作業場に移動して、ホップのもみほぐし作業。ホップの爽快な香りが作業場一杯に広がります。

ネットに詰められ釜に投入!20分ほど漬け込みます。

自家培養の酵母が入った発酵タンクに移され、本日の作業は終了。1か月ほどでフレッシュホップビールが完成します。
ホップの香りが際立つようにビアスタイルはゴールデンエールです。
今回収穫されたのはカスケードホップ約6.5㎏。
ホップの爽やかな香りや麦芽の甘い香りや、畑と醸造所の熱気まで伝わってきそうな臨場感あるライブ配信に、宮崎ひでじビールファンも大満足でした。
摘みたてホップのフレッシュホップビールの完成が楽しみです!

DATA

宮崎ひでじビール
Web: https://hideji-beer.jp/
栽培面積: 北方町/800㎡、五ヶ瀬町/500㎡
栽培品種: カスケード

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☆写真はすべて宮崎ひでじビール様からご提供いただきました。

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ビアジャーナリスト/ライター

1978年東京生まれ。杏林大学保健学部卒業。
ビール好きが高じて2008年から1年半、ミュンヘンで暮らす。旅とビールを組み合わせた「旅ール(タビール)」をライフワークに世界各国の醸造所や酒場を旅する。ビアジャーナリストとして雑誌『ビール王国』、海外生活情報誌『ドイツニュースダイジェスト』など様々なメディアで執筆。『ビールの図鑑』『クラフトビールの図鑑』(マイナビ)、『極上のビールが飲める120店』(エンターブレイン)など。

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