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ブルワリー

いわて蔵ビールがタップ・マルシェのあのビールをフレッシュホップで?

岩手県一関市。北上川支流である磐井川の近くで、いわて蔵ビールを醸造している世嬉の一酒造。地元で採れた野菜やフルーツを使用したビールも醸造し、岩手県の魅力を伝えているブルワリーです。

フレッシュホップフェストに2016年の第1回より続けて参加している世嬉の一酒造株式会社代表取締役社長の佐藤航さんに、2020年のフレッシュホップフェストへの抱負を聞きました。

フレッシュホップフェストはホップ農家から飲む人まで繋がれる

――フレッシュホップフェストには2016年から継続して参加されています。このイベントのどんなところに可能性を感じていますか。

佐藤航代表取締役社長(以下、佐藤):ワインの世界のように季節を感じられるイベントに成長すると思いました。また、それだけではなく、ブルワリーやホップを栽培する農家さん、飲み手と繋がれるところに新しい可能性を感じています。

――いわて蔵ビールのフレッシュホップビールというと、毎年IBUKIを使用した「フレッシュホップESB(エクストラスペシャルビター)」があります。このビールを造り続けるのはなぜでしょうか。

佐藤:麦芽とフレッシュホップを組み合わせることで、今までにない新しい香りを醸し出すことができないかと考えているからです。

――:2020年も「フレッシュホップESB」で参加されるのでしょうか。

佐藤:今回は、Tap Marché(タップ・マルシェ)で提供している「みちのくレッドエール」のフレッシュホップ版と、「SMaSH IPA」(※)を計画しています。

――新しいビールを造るんですね。

佐藤:はい。「SMaSH IPA」は、岩手県の3つのブルワリーと共同で遠野麦酒ZUMONAを醸造している上閉伊酒造を訪れて造った時にいい感触が得られました。フレッシュホップで造るとどんな感じになるのかと思い、挑戦することにしました。

――フレッシュホップの特徴がどのように表れるか。「SMaSH IPA」楽しみです。醸造予定日と発売時期はいつごろになりそうですか。

佐藤:醸造は9月上旬を考えています。発売は10月上旬になると思います。

――醸造はどなたが担当しますか。

佐藤:工場長の後藤孝紀さんと私が担当します。

醸造を担当する後藤孝紀工場長(右)と佐藤航代表取締役社長(左)

※ 麦芽とホップそれぞれ1種類だけで醸造する方法。使用する原料の特徴がわかりやすい。

Data

いわて蔵ビール
住所:〒021-0885 岩手県一関市田村町5-41
電話:0191-21-1144
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ビアジャーナリスト

『日本にも美味しいビールがたくさんある!』をモットーに応援活動を行っている。実際に現地へ足を運び、ビールの味だけではなく、ブルワーのビールへの想いを聴き、伝えている。飲んだ日本のビールは1500種類以上。また、ビールイベントにてブルワリーのサポート活動にも積極的に参加し、ジャーナリストの立場以外からもビール業界を応援している。

日本ビアジャーナリスト協会ホームページにて、「ブルワリーレポート」、「うちの逸品いかがですか?」、「Beerに惹かれたものたち」、「ビール誕生秘話」、「飲める!買える!酒屋さんを巡って」などを連載中。

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