TOP
ホップ生産者

「オリエンタルブルーイング」が3年目で掴んだ翌年への手応え

石川県金沢市にあるブルワリー「オリエンタルブルーイング」。金沢中心部から車で20分ほどの山間部にある湯涌温泉地区に醸造所とホップ畑があります。

圃場は約300㎡の面積で、今年はカスケードを36株、ナゲット24株を栽培しましたが、今年も無事に収穫が終了しました。同社代表取締役社長の田中 誠さんによると、収穫量はナゲットとカスケードを合わせて約10kg。ブルワリーのスタッフに加えてボランティアの人たちにも手伝ってもらい、作業は1日中続きました。

ナゲットとカスケード、同条件でも収穫量に違いが見られた

今年3年目を迎えた「オリエンタルブルーイング 湯涌ホップ畑」ですが、栽培を通して田中さんが気づいたのは、品種ごとの生育特徴の違いだったそう。

「ナゲットはよく育っているように見えましたが、よく見ると葉っぱばかりが多くて、毱花はそれほど実っていない。一方で、カスケードは葉っぱが少ないのですが、効率よく毱花がなっていて、収穫量が多いです」。改めて、カスケードという品種の優秀さを感じたと言います。

また、どちらの品種も3年目を迎え、苗あたりの収穫量は増えてきました。「今年は、防草シートを貼ったことで、ホップに栄養分が集中したこともあるかもしれません」と田中さんは分析しています。

田中さんの願いは、来年にはコロナ禍が落ち着き、ホップ収穫祭を開催すること。来年こそフレッシュホップビールで乾杯しながら、ホップ収穫の喜びを多くの人と分かち合いたいですね。

ホップの葉の下でカエルが雨宿り。間違えて収穫しないように注意が必要かと思いました(笑)」(田中さん)

*本記事の掲載写真はオリエンタルブルーイング提供

■DATA

ブルワリー名:オリエンタルブルーイング 湯涌醸造所
住所:石川県金沢市東町32
Website:公式ホームページFacebookInstagramTwitter
栽培面積:3a(300㎡)
栽培品種:カスケード/ナゲット

ホップ

日本産ホップ推進委員会・事務局です。
「日本産のホップでビールをもっとおもしろ楽しく!」を目指し活動しています。
こちらのリンクよりぜひSNSもフォローしてください。

この著者の他の記事