軽井沢をクラフトビール王国に!ヤッホーが目指す未来とフレッシュホップ
日本の寒冷地では、もともとホップの栽培地だった、かつてはもっとホップを栽培していた、というところが意外とあります。
北海道、東北はもちろんそうですが、山梨や長野もホップ栽培が行われていました。上田市・小諸市・佐久市・軽井沢町などの長野県東信地方もそのひとつ。現在では衰退してしまいましたが、30〜40年前まではホップ産地として知られていたそうです。
その長野県東信地方の代表的なブルワリーのひとつ、ヤッホーブルーイングもフレッシュホップフェストに参加。どんなフレッシュホップビールを醸造するのでしょうか。
軽井沢町を日本一のクラフトビール王国に!
ヤッホーブルーイングは1997年に創業。「ビールに味を!人生に幸せを!」をミッションに掲げ、日本のビール市場にバラエティを提供し、新たなビール文化を創出しようとしています。
「よなよなエールの超宴」などのファンとの交流イベントも人気。プロモーションや製品を差別化する方法もユニーク。また、各製品のターゲットを狭く具体的にすることで、さまざまな消費者にアプローチすることができているのです。
そんなヤッホーブルーイングがフレッシュホップフェストに参加した理由の大本には、軽井沢町を日本で一番クラフトビールが浸透している町(=クラフトビール王国)にしたいという思いがあります。軽井沢町はクラフトビールのシェア(金額ベース)が30%にまで達し、アメリカ並の水準。
そして、その取り組みのひとつとして、地元で育ったホップを使った軽井沢ならではのビールの楽しみ方を提供したいとのこと。また、上述したように東信地方はかつてホップ生産地だったこともあり、それを復活させたいという思いもあると言います。
フレッシュホップのキャラクターを立たせたゴールデンエール
そんなヤッホーブルーイングの活動を知ってもらうために、同社が醸造するフレッシュホップビールは、「軽井沢ビールクラフトザウルス フレッシュホップエール2019」。
ビアスタイルはゴールデンエールで、フレッシュホップならではの青々したフレーバーが感じられるビールになるそうです。フレッシュホップのキャラクターを立たせつつ、もちろんビールとしてのおいしさも担保した味わいになるとのこと。
なお、使用するホップの栽培は、JA佐久浅間の子会社である株式会社グリーンフィールドに依頼。軽井沢産小麦の「ゆめかおり」も使用しています。
https://freshhop.jp/2018/931.html
ホップの収穫と仕込みはすでに終了し、あとは完成を待つだけ。ヤッホーブルーイングのフレッシュホップビールは10月初旬頃から、軽井沢のお店やヤッホーブルーイングのイベントにて提供されます。
DATA
ヤッホーブルーイング
住所:長野県軽井沢町長倉2148(本社)、長野県佐久市小田井1119-1(佐久醸造所)
URL:https://yohobrewing.com/
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