はりまホッププロジェクトは、ビールの原料となるホップを里山や街中で栽培し、はりま産の地ビールを育てるプロジェクト。
播磨地域のみどりに関わる活動をしている「はりまグリーンラボ(Harima-Green-Lab)」が社会貢献のひとつとして行っています。
はりまホッププロジェクトの圃場
はりまホッププロジェクトのメインの圃場は、姫路市内と佐用町の2カ所にあります。姫路市内の圃場は農福連携にてホップを管理しており、かつては姫路城や城下町に農産物を納めていた歴史ある農地です。佐用町の圃場は中山間の限界集落の耕作放棄地を、地元の方と一緒に一から耕し直してホップ畑にしたものです。
また、メインの圃場以外にも希望者に購入頂き、それぞれ家のベランダ、庭、施設の壁面、屋上、里山の農地などで育ててもらいます。
収穫したホップは、地元の明石ビールにてフレッシュホップビールへ醸造されます。ビール醸造費用はプロジェクトの一環であるクラウドファンディングで集めた資金が使われます。クラウドファンディングのリターンとしてフレッシュホップビールがもらえたり、醸造体験やホップ収穫体験への参加もできます。
はりまホッププロジェクトの活動拠点である兵庫県播磨エリア
はりまホッププロジェクトの活動拠点である兵庫県播磨エリアは、兵庫県の南西部に位置します。世界文化遺産の国宝・姫路城をはじめとする歴史スポットの数々と、穏やかな瀬戸内海、そして北部に広がる山々の豊かな自然が特徴です。
はりまホッププロジェクトの思い
『2030年には、はりまの市民が自らホップを育て、みんなで乾杯し、楽しいコミュニティを形成しています。里山では耕作放棄地の解消につながり、街中では緑化が進んでいます。』
はりまホッププロジェクトでは、そんな未来を目指しています。
このプロジェクトはSDGs(国連による持続可能な開発目標)の「つくる責任つかう責任」を達成し、自然と調和したライフスタイルを生み、持続可能な観光業を開発することにターゲットを合わせています。
このプロジェクトのきっかけは、事務局を務める平櫛 武(ひらくし たけし)さんら数名の市民で大阪のウメキタホッププロジェクト(現・サンクスホップ)が主催する「ホップの栽培を通した地域づくり」に参加したことでした。
「自ら育てたホップを収穫しビールを造って乾杯した感動を共有したい」と、2018年から姫路や播磨でもホップ栽培にチャレンジし、2019年4名のメンバーで現在のはりまグリーンラボの事務局を設立しました。
はりまホッププロジェクトが栽培するホップ
はりまホッププロジェクトでは市民の皆さんにホップ苗を購入頂き育ててもらいます。ホップの品種はカイコガネです。
2019年から本プロジェクトは始まり、年々ホップの輪は広がっています。街の緑を増やし、里山の耕作放棄地の解消に貢献しています。
はりまホッププロジェクトのフレッシュホップビール
収穫したホップは、クラウドファンディングで集めた資金を使って、地元の明石ビールにてフレッシュホップビールへ醸造されます。昨年好評だったセゾンビールに加え、2021年は新たにIPAにチャレンジします。ホップをたくさん使った苦味と香りのあるビールを目指します。2種類のフレッシュホップビール、どちらも楽しみです。
クラウドファンディング:フレッシュホップの2種類のはりまオリジナルビールで乾杯!2021
住所 | 兵庫県姫路市西夢前台 google map |
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Webサイト | https://www.harimagreenlab.com/ |