【福岡】九州の素材を活かし、地域のくらしに溶け込むブルーマスター。今秋はIBUKIを存分に楽しむビールを
2002年、福岡市の中心部に創業した街角ブルーパブ。
工場兼タップルームはこじんまりとした規模ながらも、「ブルーマスター」の知名度はピカイチです。
定番商品としては、ブルワリーの名前で看板商品でもある「THE BREWMASTER」や、有機珈琲豆を使ったポーター「ヒーリングタイム」を含めて6種類。中でもかぼすと蜂蜜を使った「かぼす&ハニー」や、高い糖度と華やか香りが特徴のブランドイチゴ「あまおう」の完熟果汁を贅沢に使用した「あまおうノーブルスウィート」、燕麦を配合した「あまおうオートミールブラック」といった九州特産の果物を使ったフルーツエールは高い人気を誇っています。
その土地の素材を使い、人々のくらしに溶け込むビールを
「日本の食、風土に合ったクラフトビール造りを目指し、開業時より九州各地の果物・野菜に着目して多数のフルーツエールを醸造してきました。中でも福岡県産の高級いちご『あまおう」や大分県産『かぼす』を使用した商品は大変好評です」
今となっては全国のブルワリーで地元の果物を使ったビールが造られていますが、当時としてはまだまだ珍しい試みだったフルーツエール。ブルワーの平良さんが話してくれたように、20年近く前から造り続けていたのが福岡の老舗・ブルーマスターです。
90年代後半の「地ビールブーム」が終焉を迎えたばかりで、クラフトビールに対して「お土産ビール」のイメージが根強く残っていた頃から、「個性をもちながらも飲みやすく、食事にも合わせやすいビールを」と、情熱をもってひたむきにビールと向き合ってきました。
IBUKIを存分に楽しめるビールで九州を盛り上げる
ビール醸造だけではなく、九州の食・ビール文化の活性化に貢献してきたブルーマスター。
九州各地の会場で開催される九州最大のビールイベント「九州ビアフェスティバル」や、ご当地グルメが堪能できる「うまいものフェスティバル」のプロデュースなど、長年にわたるイベント運営を通じて、九州の人たちに多彩なビールの楽しみを伝え広めてきました。
そんなブルーマスターがFHFに参加する理由は、
「今年も国産ホップ使ったビールを多くの方に楽しんでいただきたく、参加を決めました。スタイルは未定ですが、IBUKIを存分に楽しめるシングルホップのビールを予定しています」
とのこと。
フレッシュホップビールのリリースは9月下旬~10月予定だとか。
地元の食や文化を広く伝え広めてきたブルーマスターが発信するのは、九州人のくらしに溶け込むフレッシュホップビールです。
DATA
ブルーマスター
ブランド名:ブルーマスター
所在地:福岡県福岡市城南区別府1丁目19番1号
醸造開始日:2002年
HP:http://www.brewmaster2002.com
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