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ブルワリー

今年の那須高原ビールは、エールとラガーの2種類のフレッシュホップビールを計画中!

1996年の創業より伝統的なビールやヴィンテージビールという新しい概念を生み出した「ナインテイルドフォックス」をつくり続けている「那須高原ビール」。昨年は、イングリッシュIPAと彼ららしいビールでFresh Hop Fest(以下、FHF)を盛り上げてくれました。ここでは3回目の参加となる今年の思いをご紹介します。

「那須深山の清らかな雪解け水と厳選した原材料で醸造した完全無ろ過の地ビール。どなたが飲まれてもやさしい味わいを感じていただきたいと思います」と、ブルワリーとビールの特徴について話すのはヘッドブルワーの野田良平氏。

FHFを通じてどんなことを伝えていきたいのかを訊ねると「日本産フレッシュホップの取れたての良さをビールファンの方々に楽しんでいただきたい」とのこと。

昨年のイングリッシュIPAは、フレッシュホップに凍結粉砕したIBUKIを使い、IPAの原点となるビールを忠実に再現。カラメルを思わせるモルト由来のフレーバーと口の中にゆっくりと広がっていく重厚感のある苦味が印象的でした。今年もイングリッシュIPAの醸造を予定しているので、興味がある方は飲んでみてほしいと思います。

さらに今年は、もう1種類新しいフレッシュホップビールを計画しているといいます。「ピルスナータイプのIPAを考えています」と野田氏。ピルスナータイプというのは、IPL(India Pale Lager)なのか、それともピルスナースタイルをベースとしたIPAらしさを感じさせるビールなのか。どんなビールか想像が膨らみます。

ビールの醸造は、9月上旬以降で、今年もホップは凍結粉砕したIBUKIを使う予定です。飲めるようになるのは、イングリッシュIPAが10月初旬。ピルスナータイプは、11月下旬の販売を予定しています。首を長くして待つことにしましょう。


◆那須高原ビール Data

住所:栃木県那須郡那須町大字高久甲3986

電話:0287-62-8958

FAX:0287-62-8968

Homepage:http://www.nasukohgenbeer.co.jp/

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ビアジャーナリスト

『日本にも美味しいビールがたくさんある!』をモットーに応援活動を行っている。実際に現地へ足を運び、ビールの味だけではなく、ブルワーのビールへの想いを聴き、伝えている。飲んだ日本のビールは1500種類以上。また、ビールイベントにてブルワリーのサポート活動にも積極的に参加し、ジャーナリストの立場以外からもビール業界を応援している。

日本ビアジャーナリスト協会ホームページにて、「ブルワリーレポート」、「うちの逸品いかがですか?」、「Beerに惹かれたものたち」、「ビール誕生秘話」、「飲める!買える!酒屋さんを巡って」などを連載中。

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