神奈川県横浜市にある古川原農園と芹田果樹園からホップのお便りが届きました!
えっ?横浜でホップを作っているの?と思った方もいらっしゃるはず。
そうなんです!横浜でホップを栽培しているんです。
ご覧のとおり、順調に生長しています。
元々は露地野菜や花を栽培していましたが、2015年にあるブルワリーからホップを作って貰えないかと申し出があり、カスケードを栽培することになりました。その後、株式会社横浜ビールからも依頼があり、今年から新たにセンテニアルを含む2種類を栽培しています。
こちらのホップは、ホップバックとして活用することに焦点を当てていて、昨年はカスケードを6kg収穫しました。ご存知の通り、ホップは収穫して半日で香りがかなり落ちてしまいます。そこで、ブルワリーでは朝からビールの仕込みを行い、同時並行で、農園では午後から収穫、収穫後は手もみをして夕方6時頃にホップをタンクに投入するという超最短スケジュール。鮮度にこだわった出来立ての「ヨコハマIPA」とご自身がチョイスしたビールに合う美味しいおつまみを堪能し、すっかりビールにハマってしまったということです。
今以上に沢山のホップを投入するとさらに美味しいビールが出来るのではないかと考え、ホップの収穫量を増やすために協力してくれる人を探しました。その想いに賛同したのが、芹田果樹園の芹田賢治さんです。古川原さんは、芹田さんを誘って同農園のフレッシュホップを使った出来立てビールを飲みに行きました。
芹田さんは、
古川原くんがすごく美味しそうにビールを飲んでいて、これって古川原くんのホップだよな。俺のホップも入れてみたいな!
と思い一緒に栽培することを決めたそうです。
古川原さんの念願が叶って、今年は芹田果樹園でもホップの栽培が開始されました。
美味しいビールを飲むために日々ホップに愛情を注いでいます。
マイホップビールで乾杯だなんて、羨ましい限りです。
この著者の他の記事
- MURAKAMI SEVENとは?ユニークな香りを持つ唯一無二のホップ(2023.10.29)
- アマリロとはどんなホップ?華やかな柑橘香を放つ偶然の産物(2023.9.19)
- モザイクとはどんなホップ?歴史や特徴、おすすめのビールを紹介(2023.9.16)
- カスケードとは?アメリカンペールエールの歴史はここから始まった(2023.9.3)
- 日本産ホップの新しい価値を創出!Z世代が考えるホップの新しい魅力(2023.8.23)
- 横浜でホップ収穫!フレッシュホップビールができるまでを紹介(2023.8.19)
- ソラチエースとは?世界に誇れる日本産ホップを徹底解明!(2023.8.14)
- 日本産ホップIBUKIとは?特徴とIBUKIを使ったビールを紹介(2023.8.1)
- 「信州早生」を詳しく解説!100年以上の歴史を持つホップ(2023.7.23)
- フレッシュホップフェストの参加ブルワリー&ビールを一挙公開!(2022.10.24)