【ホップ概論 第7回】カリプソ
今回ご紹介するホップは、カリプソです。
前回のカスケードに比べるとあまり馴染みのないホップかもしれませんが、最近よくこの名前を聞くようになったかと思います。これですね。
「グランドキリン 十六夜の月」です。昨年の「十六夜の月」はネルソンソーヴィンを使っていましたが、今年はカリプソを使用しています。
カリプソはアメリカ産の高α酸ホップで、アロマホップとしてもビタリングホップとしても使用されます。ナシやリンゴ、トロピカルフルーツのような香りが特徴。2011年にリリースされ、日本でも一昨年くらいから徐々に使われるようになってきました。いくつかの系統が入り混じっている品種で、中にはナゲットの系統も入っています。
あまり聞き慣れないホップですが、今後いろいろなビールで使われるようになっていくかもしれませんね。注目したいホップです。
カリプソ(Calypso)
α酸:12〜14%
β酸:5〜6%
Total oil:1.6〜2.5%