十日町市の児童が摘み取ったホップがフレッシュホップビールに
新潟県十日町市にあるHop屋ファームが、地域の子どもたちを招いてホップ摘みを実施。その際に収穫したフレッシュホップを使用したビール「真・生命の泉十日町フレッシュホップバージョン」がついに完成しました。
Hop屋ファームは、ホップ栽培のみならず、ホップを活用した新たなビジネスにも挑戦しています。
ホップ栽培について広く知ってもらうための活動
8月7日、Hop屋ファームが地域の子どもたちを招いてホップ摘みの校外学習を行いました。生まれて初めてホップを見たという児童がほとんどで、慣れない手つきで一つひとつ丁寧に摘み取っていました。
Hop屋ファームは、日本でホップの栽培を広め、クラフトビールの文化醸成に貢献したいという思いがあり、2018年からホップ栽培を開始。昨年は40kgのホップを収穫しました。
現在は、カスケード、センテニアル、クリスタル、チヌーク、信州早生、マウントフッド、ナゲット、マグナム、ウィラメット、ソラチエース等、様々な種類のホップを栽培しており、この日はカスケードを3kg収穫。
このホップ摘み活動の主催者は、Hop屋ファームの代表を務める山家悠平(やまが ゆうへい)さん。参加したのは、十日町市立橘小学校の児童と関係者28名。
毎年行われている夏休みの奉仕活動の一環として今年はホップ摘みに参加したのでした。
児童が摘み取ったホップは、十日町市で2020から醸造を開始した醸燻酒類研究所(ジョークンビールラボ)でビールの醸造に使用されました。ビアスタイルはセッションIPA。
ビールの名称は「真・生命の泉十日町フレッシュホップバージョン」で、現在発売中。醸燻酒類研究所の店舗とWEBショップでも購入できます。
ホップを活用し新たなビジネスに挑戦
山家さんは、ホップ摘みに参加した子どもたちの想像力をかき立てようと
「現在ホップは、主にビールの材料として使用していますが、それ以外に面白い使い道を考えてみてください。アイデアを考えてくれた人には素敵なプレゼントを用意していますよ」と児童に提案しました。
子どもたちはあれこれ考えて、「香りが良いので、スイーツの材料に使ったらいい」とか「ラーメンに入れたら見た目がきれい」など、次々とホップの新しい用途について発表し、会場を盛り上げてくれました。
アイデアを披露してくれた児童にはご褒美が用意されていました。十日町産ホップを使用したホップサイダーです。子どもたちは、初めて見るホップサイダーに興味津々。
こちらは、爽やかな酸味と甘味の中に、ほんのりホップの香りがします。アルコール0なので、お子さまでも安心して飲めるホップサイダーです。
山家さんは、ホップを活用した新しいビジネスとしてホップサイダーの製品化を目指しています。現在クラウドファンディングきびだんごで受付中です。
山家さんの今後の新しい挑戦に期待しつつ、まずは地域の力が集結した「真・生命の泉十日町フレッシュホップバージョン」のビールをぜひご賞味ください!
【Hop屋ファーム】
耕作地:新潟県 十日町市
ウェブサイト:https://hopyeah.stores.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/pg/hopyeah688/posts/
栽培品種:カスケード、センテニアル、クリスタル、チヌーク、信州早生、マウントフッド、ナゲット、マグナム、ウィラメット、ソラチエース等
栽培面積:10アール
購入方法:ウェブサイトをご利用ください
【醸燻酒類研究所】
設立:2019年6月
所在地:新潟県十日町市本町5丁目55−8
WEBサイト:https://www.jokun-brewing.work
通販サイト:https://jokun.thebase.in
Facebook:https://www.facebook.com/JokunBrewing/
Twitter:https://twitter.com/jokun_brewing
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