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松江ビアへるん

松江ビアへるん

松江ビアへるん(島根ビール株式会社)は、島根のテロワールともいうべき気候風土・食文化を活かしたビールを造りたいと1999年4月に島根県松江市に創業。地元の料理に合うビールを、地元の原料(麦芽やホップ)を使用して造りたいと思い、2010年からホップ栽培を開始。現在は、主にゼウス、センテニアル、チヌークなどの品種を育てています。

地元の料理に合うローカルビールを造りたい

松江ビアへるんホップ圃場

矢野社長が来年に向けて開墾している新しい圃場

ビールの原材料は、主に麦芽・ホップ・酵母・水で、日本では原材料のほとんどを輸入に頼っているのが現状です。代表取締役の矢野学社長は、地元の原料を使用して地元の料理に合うビールを醸造したい、また島根県産の原材料を使うことで地域の人々にもビールを身近に感じてほしいと思い、この島根でホップ栽培に挑戦しました。

なぜ挑戦なのか?というと、ホップ栽培は、日射量が多く冷涼な気候が適していると言われています。世界的なホップの生産地は緯度35~55度に分布しており、日本では北緯40度前後の東北地方で多く栽培。温暖な山陰地方では栽培が難しいと言われています。

松江ビアへるんが栽培するホップの品種

すくすくと育っているホップ

すくすくと育っているホップ「ゼウス」

松江ビアへるんでは、ゼウスやチヌーク、センテニアルなどのホップを栽培しています。その中で特に注目したいホップが「ゼウス」です。カスケードの交配元となったアメリカ品種のホップで、しっかりとした苦味と清々しい緑の香りが特徴です。

神の名を持つホップ「ゼウス」

ゼウスを育てたいと思った理由は、神話の国といわれる島根県で神様の名前を持つホップ「ゼウス」を育てることは親和性があると感じたからです。また国内で同ホップを使用している醸造所が少なかったこともあり、このホップを選びました。

そして10年かけて少しずつ収穫量を増やしていった結果、2019年に100%島根県産のビール「ゼウスビター」が完成しました。

ゼウスビタービール

自家栽培したホップを使用したゼウスビター

松江ビアへるんのある松江市

島根県松江市は、湖の大きさランキングでTOP 10に入る「宍道湖(しんじこ)」と「中海(なかうみ)」に囲まれています。宍道湖、中海は、斐伊川からの淡水と日本海からの海水が混じり合った汽水湖で、川の魚と海の魚、汽水特有の魚が混在するため、魚種が豊富です。

穴道湖から松江市の市街地を流れる斐伊川本流(大橋川)をはさんで南北に市街地が分かれており、川の北側には松江のシンボルである松江城が位置しています。この城を囲む約3.7kmの堀川を小舟で観光できる遊覧船があり、その中の「松江堀川地ビール館」という乗り場に松江ビアへるん醸造所が隣接しています。

日本の夕日百選に選ばれた穴道湖の夕日、大小17の橋を遊覧船で通過する松江堀川めぐりなど、松江には美しい景色が点在しており、水都としても有名です。

ホップ栽培への思い

昨年、ホップ栽培面積日本一の岩手県遠野市のホップ農家を視察し、栽培に関する様々な知識を得ることができました。

新旧、老若のホップ農家さんの話を聞き、遠野市内であっても土や日当たり、栽培する地域により、ホップの実の色・大きさ・花のつき方・葉っぱの色・手触りが異なることを知りました。

ホップ栽培でこれさえやっていればホップが育つという近道がないことを実感。これからもホップの生育状態に合わせて世話をするという、当たり前のことを丁寧に行っていきたいです。

住所 島根県松江市黒田町509-1
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電話番号 0852-55-8355
Webサイト http://www.shimane-beer.co.jp/index.html

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